part.8 ページ11
私とタツヤが出会ったのは今から7年前。それも、アメリカだったー
両親に連れられやってきた2度目のアメリカ。
桜「わー!ここがアメリカ!?すごい!」
でも、1回目は幼い頃とあって“ほとんど”記憶はなかった。
そのせいで、空港に着くなりはしゃぎだしてしまったらしい。
母「ほら、桜。行くわよ。」
桜「はーい!」
父「あーやっぱりこっちはいいなぁ!」
お父さんは気持ち良さそうに伸びて
アメリカの空気を肺に入れるようにふぅーと大きく息を吸う。
父「そうだ桜。まだ英語、覚えてるか?」
桜「Hello.I'm Sakura.Nice to meet you.」
父「おおー!覚えてるな!さすが桜だ!」
そう、私が唯一覚えていたものがあった。
それが、英語だったのだ。
丁度言葉が発達する時期だったのが幸いしたらしく、そのときも英語はしっかりと覚えていたのだった。
桜「うん!楽しみ!」
母「きっと桜にとっていい経験になると思うわ。」
桜「うんっ!!」
結果、いい経験以上のものを得ることになるのだが、
このときの私はまだ知る由もなかったー
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作者名:宮月涼 | 作成日時:2016年6月25日 16時