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第1夜* ページ2

.

私は走っていた
紅炎様が夕餉の時間になっても書斎を出ないからだ

全く紅炎様は集中するとあそこから出なくなってしまう癖を直してほしいものだ


コンコン

やはり返事が無い

貴方「...入りますわよ」

ススス

引き戸を開け奥に入った

居た。
でも読書に耽っていたのではなく、寝ていらっしゃった

貴方「あら寝てた...」

起こすのはよくないかなと思ったが夕餉が冷めてしまうほうが良くないと思った
私は肩を軽く揺すった

貴方「紅炎様、起きて下さい」
紅炎「...ん...」
貴方「紅炎様ってば...」

彼の寝起きは恐ろしく悪い。
一度寝てしまえばなかなか起きない。
最近執務も多かったし疲れていたのであろう...

貴方「紅炎様〜起きて下さいまし〜御夕餉が冷めてしまいます〜」

正直諦めたい。
この間だって紅明様に紅覇様に紅玉様に手伝っていただいてやっと目が覚めたというのに...

紅炎「..スゥ..スゥ」

また寝息を立て始めた
終わった。もう起きない絶対

私は諦めて外へ出ようと脚を進めた

「諦めるのか?A」

声がして振り向くと紅炎様は口角をあげ笑っていた

貴方「ね、寝たフリをしてらしたのですか!?」
紅炎「ああ、一度起こされた時に起きたんだがな。おもしろいから寝たフリをしていた」
貴方「な、な、な、なぁ〜!!??」

顔がどんどん紅潮しているのが分かった

紅炎「顔が赤いぞA」
貴方「誰のせいですか!?」
紅炎「くく...A。こっちに参れ」
貴方「...なんですか」

呼ばれたのでいったが私はからかわれていたため機嫌が悪くなった

紅炎「すまなかったな。A」

頭を撫でられた。

貴方「...やられた身にもなってください紅炎様。私をからかうなんて」
紅炎「お前が可愛くて仕方がないのよ。察しろ橙」

紅炎様の顔もすこし赤くなっていた

貴方「照れてるんですか?わかりやすいですね皇子(クスクス」
紅炎「!何故わかった...」
貴方「貴方だって照れ隠しするとき私を名字で呼ぶんですもの(クスクス」
紅炎「...笑ったな」
貴方「...なんですか」
紅炎「もう少し寄りなさい」
貴方「なんですッッ」

紅炎様は私の後頭部を手で押さえ引き寄せ私の額に口づけをした

貴方「〜〜〜ッッ!?!?」
紅炎「笑った仕返しだ。じゃあ夕餉にいってくる」

そういうと立ち上がり自らの下唇を舐め、外へ出てしまった

貴方「ッッ全く本当にずるい人ですね。紅炎様」


私の大好きな恋人様

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設定タグ:練紅炎 , 煌帝国 , マギ   
作品ジャンル:恋愛
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華蘭(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き楽しみにしてます! (2014年8月3日 22時) (レス) id: 8df8851128 (このIDを非表示/違反報告)
マダラ猫(プロフ) - 40票目はあたしだぁっ!・・・・・・初対面なのにすみません;凄く面白かったです(//∀//)更新頑張ってくださいね(*´ω`*) (2013年5月23日 15時) (レス) id: dec19d1d38 (このIDを非表示/違反報告)
霧影 閃(プロフ) - 面白いですね(*´∇`*) 更新頑張って下さいo(`^´*) (2013年2月2日 17時) (携帯から) (レス) id: 0edca6136f (このIDを非表示/違反報告)
alex(プロフ) - 紅炎様かっこいいです!楽しみにしてますね!!頑張って下さい! (2013年1月26日 18時) (レス) id: c9d9dbec25 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミララ | 作成日時:2013年1月26日 11時

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