一松と孤独の王

一松と孤独の王　　４３話 ページ46

一松「・・・・・ん・・・・カラ松？」

カラ松王「どうしたんだ？」

一松「カラ松・・・・！」

カラ松王「さみしかったか？」

一松「・・・・・大丈夫・・・・」

カラ松王「・・・・そうか・・・あのな、一松・・・・実は、俺・・・」

一松「・・・・・戦争に・・・・行くんでしょ？」

カラ松王「っ！？ど、どうして分かったんだ！？」

一松「・・・・なんとなくわかってたよ・・・・」

カラ松王「一松はそれでいいのか・」

一松「・・・・寂しいよ・・・・カラ松・・・・行かないで・・・・」

カラ松王「・・・すまない・・・一松・・・・・これは、国のためなんだ・・・・」

一松「・・・・・なら、約束して・・・・ちゃんと帰ってくるように・・・・」

カラ松王「・・・・あぁ。いいさ。」

一松「約束・・・・」

カラ松王「あぁ。もちろんだ。」

一松「指切り・・・・」

カラ松王「・・・・・指切りげんまん・・・嘘ついたら針千本飲ます・・・・・」

一松「指切った・・・」


　 コツコツ


カラ松王「入れ。」

チョロ「カラ松様、一松様の野犬が屋敷の前にいます。」

カラ松王「・・・・・・・・・」

一松「追い出して！」

カラ松王「一松？」

一松「・・・・っ！？・・・・あ、ごめん・・・・チョロ、追い出してきて・・・・」

カラ松王「・・・・そうしてくれ。」

チョロ「かしこまりました。」


カラ松王「一松、大丈夫か？」

一松「・・・・うん・・・・・」

カラ松王「もう、今日は疲れただろう・・・・一緒に寝ようか・・・・」

一松「・・・・・・ん。」

カラ松王「お休み、一松・・・・・」

一松「お休み・・・・カラ松・・・・・」

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