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殴るのを止めた直樹くんを
抑えつけてバットを持ち出す火野
　
　
　
　
…やばい！！
　

　
　
　
　
「…！ちょっと！！何する気だよ！！」
　
　
　
　
立ち上がろうとしたけど
地面に抑えつけられた。
髪を掴まれ上を向かされる。
　
　
　


　
　
「黙ってみてろって！！
　おらぁ！バットだよ！！！」
　
　
　
　


ガンッッ！！！
　
　
　
　


　
「！！うあぁっっ…つっ…」
　
　
　
　

　
　
「直樹くんっ！！」
　
　
　
　
　
　
　

　
顔を歪めて息を荒らげる直樹くん。
　
　
　
　

　
「…はぁっ、Aを離せよ。」
　
　


　
殴られた左腕を抑えて火野を睨みつける。
　
　
　
　
　

　
　
　
…私のせいだ。
　

私が捕まったりしなければ
直樹くんがこいつらにやられることはなかった…
　
　
　
　
　
　

　
　
火野「まだ懲りてねーみてーだなぁ。
　 …足もやっとくかぁーー！！！」
　
　
　
　

「「「うえぇぇぇい！！！」」」
　
　
　
　
　

　

　
「！っもうやめてよ！！お願いだからっ…」
　
　
　
　

　
　

　
これ以上傷つけないで…
　
　
　


　
目に涙が浮かぶ。
　
　
　
　
　

　
　
火野がバットを振りかぶった時…
　
　
　
　
　

　
　

　
　
剛「おい！！！」
　
　
　
　
　

ぼやける視界の先に
金髪にマスク、特服を着た男が立っていた。
　
　
　
　

　

剛「情けねーな！
　 そんなもの使わねーとケンカも出来ねーのかよ！」」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「…剛くん？」
　
　
　
　
　
　

　

　
剛「ケンカの仕方教えてやっから
　 どっからでもかかってこい。」
　
　
　
　
　

　
　
　

　
　
　
　

　
　
　
　
　

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