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赤毛譲りのカリスマ性 ページ5









「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン。
レオ姉と一緒にー!?私が来た!!」


「お前どんだけ長風呂だよ笹山この野郎!!
あと0.1秒遅かったら、ポテサラにシナモンが大量混入してたわ!遅れてくるにも程があるだろヒーロー…ってちょっとシナモン入ったーーーー!!」


「やかましいですよゴリラ先輩。シナモン風味のポテサラだって斬新で美味しいかも知れないじゃないスか、心が狭いなぁ。
つーか笹山じゃなくて笹村ですって」


「あー、やっぱり笹村先輩もそう思います?
かすみちゃんがスパイスに詳しくて、私もそういうの興味あるから使ってみたくなって。ポテトサラダにも合うと思うけどなぁ〜」







少し不服そうに、シナモンの容器の蓋を閉めるベリベリキュート桃井ちゃん。

いやあ、エプロンすごい似合うねぇ。何でもデキる彼女って感じ。隣にいる鼻息が荒いゴリラマミーみたいなのとの落差がすごいね、社会の闇を身に染みて感じるよ。







「私も何か手伝いますよ?料理の腕には自信があるの」


「マジかよ実渕!じゃあ、とりあえずここにいるビューティー食材キラーを男湯にでも放り込んどいてくれ!」


「ええ!?ひどいですよー川崎先輩」







ビューティー食材キラーとかいうパワーワードよ…。

ていうか麗しきディスり魔レオ姉に、男湯に放り込めなんて下劣なゴリラ語やめていただきたいなぁ川崎先輩、彼(?)が困惑なさっているじゃないか。







「あ、ご飯炊けたッスね。
んじゃあレオ姉、こっちのスープの味付け頼める?調味料はここのケースに全部入っちょるから」


「え、ええ。分かったわ!」


「そんでー、桃井たんはこっちの炒めものの味付け。あたしが調味料まとめて小皿によそっとくから。それなら大丈夫でしょ?」


「はい!」







で、私はテーブルを拭いて箸とコップを並べる。こっちを桃井ちゃんにしても良かったのだけど、あからさまに調理から離すのもなんか後味悪いしね。

手伝ってくれる気持ちはとても有難いのだし。







「…笹山、なんかリーダー気質なとこあんのな。ホレ台拭き」


「まあ先輩より向いていることは確かですね。つーか笹山じゃなくて笹村ですって。わざとやってるだろソレ」







そんなに村が嫌か。なぜそんなに山にこだわるんだアンタは。ゴリラだからか、ゴリラだからなのか。







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山田太郎(プロフ) - ユラさん» コメントありがとうございます。読んで下さるという事実はそれだけで励みになる、なんて私が言えることではありませんが、寒い時期でも檸檬シャーベットにまだご興味ありましたら食べてやって下さい! (2017年10月23日 1時) (レス) id: 7a7ff525bf (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!まってました……これからも応援してます!! (2017年8月20日 18時) (レス) id: 9a45404af6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田太郎 | 作成日時:2017年8月20日 13時

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