半径2m以内立ち入り禁止！！【鬼滅の刃】

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『死ぬ前に憂さ晴らしをしたかったのかと』

だから辛そうな顔をしてたんだね。

『お館様のこと好きになれそう！』

｢前までは違ったの？｣

それは言わないお約束！！！

『男性とも仲良くなれそうかな』

｢僕のこと好き？抱きしめてくれてもいいよ｣

『ごめん、触れるのは無理』

苦手な原因が原因でなくなったとしてもさ、
苦手だったことには変わりないので！！



｢でさ、
男性嫌いの要因が解決した所で、
現状はどうにも出来ないよね｣


あ。



『ここはどこだろうね』




ベベン



何故か寒気がするような音が、響き渡った。






受け身をとる暇しかないほど、
急速に部屋の作りが変わった。


さては、これは血鬼術！？
模様替えしたい放題だよね羨ましい。
自分の思い通りに変えれるのかな？

頭で考えないと難しそうだなぁ、
この血鬼術の使い主は賢いのでは！！









落ち着いて部屋を見渡してみる。

『な、』


鬼が3体いた。
そのうち2体の瞳には
ハッキリ上弦と記されている。




けれど信じ難かった。
すぐには信じられなかった。


どうして？


｢これ、お館様に報告する？｣

『やめとこう。
知らない方が幸せだよ』

剣士たちを子供のように、
大切に思っているお館様には酷すぎる。





｢あら、お客さん？｣

聞き覚えがありすぎる声で尋ねられる。


｢迷い猫だろう｣

やけに美人な女性が答える。



タイプではないけど美しい人だなぁと思う。
さぞかし血飛沫が舞う様子は絶景なんだろうな






｢私は鬼舞辻無惨だ。
よく覚えておけ、鬼殺隊共｣


えっ、女性じゃないですか。
おい竈戸さん！？
嘘の申告は駄目ですからね！？






今日のところは帰す、
とあっさり解放して貰えた。

情報は掴むことが出来たからいっか。

多分最終対決の場はあの鬼の城。
残りの上弦の面子も2人知ることが出来た。




｢そう言えばさ、
この間の柱合会議Aさん
任務で参加してなかったけど、
柱で他の隊士を鍛えるらしいよ｣



あまね様、何故報告していただけません！？
毎日出会ってますよね！？？
お館様は最近寝込んでらっしゃるけれども！

まぁいっか。
あまね様に謝られたら、
秒で許してしまう気がするな！

だって、
謝っている場面を想像するだけで許せるもん。




『絶対参加？』


｢さぁね｣




とにかく、一刻も早く向かわないと。
しのぶちゃんの元へ。

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