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[カノside]






Aだったら、できないような言葉をペラペラと話すアイツを見ていて無償に腹が立った
消えたって何・・・ふざけないでよ・・・








冴える「さて、ここにお前らを招き入れたところでもう一つ言っておくことがあったな。お前らが血気盛んに俺を殺そうとしているがな、それは無理だ」









暗いこの場所で、蛇のようにシュルシュルと話す冴える蛇の声に背筋がゾッとした








カノ「無理って、どうして」







冴える「コイツがそれを望んでいないからだ」








Aの胸を二度手のひらで叩いて自慢気にいう冴える蛇の言っている意味が分からなかった
にらみ返すと冴える蛇は後付けをするように









冴える「つまり、それがコイツの願い。コイツがずっと、心の奥底で願っていたのは死にたくない、まだ生きていたいという生への執着。それを、俺は今叶えてる」







カノ「生への、執着」








冴える「ホント、コイツって我が儘だよなあ。俺からお前らを守りたい。だけど、死ぬのは怖い。どっちかを捨てることができずこうして俺にとりつかれてよ、あ、お前にも言い残した言葉があったとか思ってたようだったぜ」









カノ「僕に・・・」








冴える「嘘ついて、嫌いなんて言ってごめんだってよwwwあまっちょろい遺言だよなwww」









ー嘘ついて、嫌いなんてごめんー









僕の心に染み渡るその一言をバカにされ、ひどく苛立ちを隠せずにいた









セト「カノ、落ち着くっす!!」








冴える蛇からAを引っペがそうと飛びかかろうとしたとき、後ろからセトが僕の体を押さえつける









カノ「何するの・・・早く僕が助けてあげないと・・・」






セト「落ち着くっす!!今突っ込んでもアイツの思う壺っす」






カノ「・・・うるさいなあ、離してよ!!」









暴れる僕を必死に押さえつけているセトだったが、僕らのやりとりを見て呆れ返った冴える蛇が僕らの目の前にゆっくりと歩いてきた








冴える「そういうのは、つまらねえなあ。もっと、憎しみあふれる展開にしてもらわねえと、面白くねえだろ?www」









どこからか出してきたナイフで僕の首筋に当てる









冴える「さあ、コイツで欺くの子を刺したら一体コイツはどんな思いをするんだろうな」

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真ん中さん - カノォォォォオオ!!!。°(°´д`°)°。 (2018年1月17日 19時) (レス) id: c98b21a52a (このIDを非表示/違反報告)
カノキド大好きだぁぁぁぁー - ウルウル(泣) (2017年5月14日 11時) (レス) id: 3acfe3669e (このIDを非表示/違反報告)
修たんを愛し隊 - 悲しかったおぉぉぉぉぉぉっ!!!カノぉぉぉぉぉぅ!!!! (2015年8月13日 8時) (レス) id: 4b27b4d586 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - 秋田犬さんの小説物凄く大好きです。面白かったり感動したりとてもすごい小説でした。辞めてしまうのがとても悲しいです。秋田犬さん今までいい小説をありがとうございました。 (2015年5月24日 19時) (レス) id: 51763c3e7a (このIDを非表示/違反報告)
ちづる(プロフ) - 秋田犬さんの小説すごく好きです。普通の小説より魅力的でした。私から言わせてください、感動をありがとうございました。 (2015年2月20日 21時) (レス) id: 9d24c3ba04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋田犬 | 作成日時:2014年12月21日 20時

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