あ「大ッ嫌い、そう言ってるのになんで離れてくれないの？」カノ「君の嘘なんて、聞き飽きちゃったよ・・・」

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[カノside]






・・・勝手なことばっかり言って、君何様なわけ








カノ「・・・」







アヤノ「もう、楽にさせてあげよう？十分頑張ってくれたよ。私たちで、Aを解放させようよ」









優しい姉ちゃんが選んだ答えが、僕の心に突き刺さる
それが、最善策だってことくらい僕にだって理解できる









コノハ「・・・それが、Aのお願いなら僕協力する」








シンタロー「アイツのいいなりになるなんて、まっぴらだが・・・」









姉ちゃんの言葉に感化されて他の人も納得していった









マリー「・・・我慢、しなきゃいけないの？」







我慢・・・








キド「・・・ああ」






ギュッと拳に力が入るキドをみたマリーは、泣きながら頷いた








最後に残るは僕だけだった
みんな選んで、答えを見つけた。残った僕が選んだ答えは・・・









カノ「・・・分かったよ。やるよ」









そういえば、前にAに言ったっけ







絶対に手を離さないって・・・
今が、そのときだというなら僕もこうするしかないじゃん








けして、ほかに合わせたわけじゃない









僕自身が決めた、君にできる最大のことだと思ってる









冴える「はあ・・・？本気でコイツ殺せると思ってんのかよ」









先程まで余裕をこいていた冴える蛇が動揺している
団結したぼくらは冴える蛇を睨みつけて、作戦実行の合図をまつ









冴える「お前らのそんな度胸ねえはずだ！！なんで、今頃になって希望なんて持ってんだ！！」








カノ「希望なんて持ってはいないよ。むしろ、これから絶望するかもしれない。でも、僕らは進まなきゃいけないんだ」








冴える「自ら絶望の中に入るってか・・・・そんな綺麗事言ってんじゃねえよ！！お前ら人間は、自分しか見てねえ！！他人とかが大事とか言ってるが、結局自分が大切なだけだ」








シンタロー「俺達はそこまでゲスなことするわけじゃねえ・・・。辛くても、耐えなくちゃいけねえんだ。そして、俺達はアイツのために前に進む」

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