【w.r.w.r.d】甘々【短編集】

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・sh「っ、なっ！何すんねん！」
稽古の疲れからかぼーっとしている彼を見つけては悪戯心が芽生えてきます。どう驚かせようかと考えた貴女は彼に気づかれないようにそぉっと近づき背後に来れば彼の耳にちゅっ、と態とリップ音を立て口付けます。驚いた彼が声を上げ振り返れば顔を真っ赤にさせているのでくすくす、と笑いが出てきます。笑いが止まらない貴女に「いつまで笑ってんねん！」と恥ずかしさからか怒ったように言います。ごめんごめん、と謝るもまだむすっとしている彼は思いついたように貴女の首元にかぷり、と甘噛みをします。思わず声を上げれば「可愛い声やなぁ？」と彼が悪戯な笑みを見せます。形勢が逆転してしまった貴女は彼よりも頬を赤らめました。その反応に更に調子を上げた彼は再度、貴女の首元に首を埋めると今度は赤い印を残しました。

・rb「んぇっ？.....Aさん？」
お互いに仕事が忙しく最近、彼に構ってもらってないと思った貴女は仕事に区切りが着き次第、彼に会いに行きます。突然の訪問に不思議そうにする彼が「何かあったんか？」と首をかしげます。用事がないと会いに来たら行けないのか、と貴女が返せば察した彼が照れくさそうに首を横に振ります。もっと照れさせたいと思った貴女はキスを強請ってみます。案の定、先程よりも顔を赤くし狼狽える彼を満足そうに見つめているも中々してくれそうもありません。痺れを切らした貴女が彼に口付けると「アカン！」と言われるので頬を膨らませます。怒っている貴女に「ちゃうねん！」と彼は焦る素振りを見せました。何が違うのか、と続きの言葉を待つ貴女に「その......あー、歯止め効かんくなりそうやから.......。」とぼそぼそ言う彼。目を丸くした後に効かんくてええよ、と煽ってみると「ええんやな？｣と低い声で囁かれます。彼の顔を見ると先程までの表情とは打って変わって艶っぽい表情をしていました。




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