【twst】 TIME OVER -第一節-Ⅱ【逆トリップ】【男夢主】 (ページ9)

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過去リターントゥナッシング！！📚 ページ9

過去

【過去トランスポレーション！！の続き】

ｰｰｰｰｰ

Aside.

可笑しいと思ったよ。……いや本当に可笑しいと思っていた。

いつも騒がしいアイツが来ないなんて可笑しいと思っていた。
いつも俺の隣で笑ってくれる人が居なくなるなんて思ってもいなかった。

『ユウ、お前、一体どこに行ったんだよ！』

辛いし、足はもう限界を迎えている。なのに俺は立ち止まれずに走り続けている。
でも流石に限界が来たのか俺は膝から崩れ落ちる。その時目の前にベンが現れる。

I「A！そっち居ったか！」
『……いない……』
I「どこ行ってまったんやろ……」

その時、1つの考えが思いつく。……そうか。俺が……俺の、せいで……！

『……とんでもない事言ってもいいか。』
I「お前それあのクソ王子と同じセリフだぞ。」
『これは大真面目だっ！』
I「おい、ちょ！待てって！！」

俺はベンの言うことを聞かずにある場所へ急いだ。
大人は絶対に誰も信じないだろうけど俺はやってしまったんだ。

大切な人だと思っていた人はもう───────

〜〜〜

俺は研究室ならぬボロアパートの1室に入る。
そこには俺が作っていた機械があった筈だ。

そう思って俺はその部屋を開けた。

『ッ……は？』

そこには機械が起動された跡と、あの時お揃いと言って私たあのネックレスが落ちていた。
俺はどうする事も出来なくてそこに崩れ落ちる。機械からなるｼﾞｼﾞｼﾞ……という音をBGMに俺等の別れを嘲笑うかのように……

〜

そこからは行動は早かった。

何も言わずに去ったアイツを追いかけるために機械を作り続けた。原型はまだあったから修正して動くように準備する。

学校は何も言わずに休んでいる。学校なんて行く暇はない。でも連絡するほど暇でもない。

アイツは多分だが、俺の機械に触って異世界にトリップしたのだろう。まだ未完成だったから他の人物に転生するのは不可能であるから。

『お前……覚えとけよ。お前と合ったらまず一発殴ってやる。』

勿論、手加減はするが。
でも俺の感情を蘇らせた癖に逃げたんだから覚悟はしてろよ。