【twst】 TIME OVER -第一節-Ⅱ【逆トリップ】【男夢主】 (ページ41)

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始まりと終わりは紙一重で。📖 ページ41

※ほとんど会話

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No side.

「せんぱ……」
エ「……行くぞ、ユウ。」
「でも……」
エ「いい加減にしろ！」

エースが怒る。いつもより少し感情的な感じだ。

エ「Aさんが繋いでくれた命無駄にするつもりかよ！お前そんなに臆病だったか！？」
デ「おい、エース、言い過ぎじゃ……」
エ「お前が思ってる事皆思ってるわ！昨日ワイワイ騒いでた人が死ぬ気で戦場に行ってんなんて想像もつかなかったし。でもお前が生きる事でAさんも喜ぶだろ、多分。自分が死ぬ気で守った相手がちゃんと生きてるってだけでうれしいと思うけど。」

だから、行くぞ。とエースはユウを起き上がらせる。

デ「僕もエースの言う通りだと思う。ここで止まってても死ぬ位しかないし……だからあっちで沢山思い出作って次死ぬ時……考えたくはないがいつかは起こることだしな……」
「無理して考えなくていいよ……？」
デ「うん。でも次Aさんに会う時に沢山思い出話してやろうぜ！」
グ「ふなぁ～！早く行くんだゾ！」
「(そうだ先輩が繋いでくれた命、無駄にするわけにはいかない。)うん、行こう。」

ユウはAから貰った花束を持って皆で走り出した。

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『……リユ、じ、かん、は。』
U「……丁度10時よ。」
I「は、はは、アイツ等、戻れた、かな。」
U「……あそこの部屋には誰も入らなかったから平気よ。」
『そ、うか。よか、った。』

息絶え絶えに会話するベンとA。2人はもう瀕死状態と言っても過言ではない。その時、リユがAの隣に倒れる。

I「！？リユ！大丈夫か！？」
U「そんなに騒がなくても……ただ置いてかれるのが怖いだけよ。」
『お前……なんで致死性の毒なんか持ってんだよ……』
U「ユウと同じよ。やっぱり1人は寂しいわ。」
I「はは。これ歴史書にのったらおもろいな～」
『だな。』

そんな風に吞気に話す3人。その時影が出来る。敵かと思って身構えるが味方だった。

㏔「！！A様！ベン様にリユ様まで！！」
『ねぇ、1つだけ、頼まれてくれる？』

もう隣で寝転がる2人はもう喋る気力さえないのか何も喋らなくなってしまう。

『俺等の首は斬首しないで3人一緒の墓に入れて欲しい。……我儘かな……』
㏔「いえ、A様はいつも頼み事をされなかったので……頼りにしてもらえて光栄です。」

どうか、安らかにお眠りください。㏔のその言葉を最後に俺は意識を飛ばした。