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照れくさい ページ11

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「玲於くんって、酔い方すごいんだね(笑)」

って言っても少し酔いが覚めてきたよう


『あんまり酒癖良くないのは...自覚してるけど』

「まあ、酔い方が独特...だとか先輩たちに、レオの酔い方はやめた方がいいって言われてる理由も分かるな(笑)」

『そっか〜、Aと呑んだの初めてか、俺ら高2以来会ってないもんな、」

『つか、Aさ、ライヴとか招待しても、テストだから行けない〜とかその日忙しいわ〜とか言って毎回断られてるんだけど』

「まあそれに関しては、ただお金払ってお客さんとして見たかったから、都内近郊でやるのとか大体行ってたよ(笑)」

『え、来てたのかよ...いつになってもAの謎の謙虚さは変わんねえ...(笑)』

「あんなずっと近くにいて一緒に育ってきたような人の晴れ舞台行かないわけなくない?ずっと圧倒されっぱなしだよ...』

『終演後とか呼んでさ、メンバーとかに紹介したかったんだけど、』

「そんなのわたしには似合わないよ、わたしたちってただの幼馴染みでしょ、」

『だからこそじゃねえの?大切な友達じゃん、』



" 大切な友達 " って言ってくれてなんだか照れ臭い、素直に嬉しいんだよね


「じゃあ、今度のライヴはお邪魔させて頂くね」

『うん、なんつーか気合入るわ(笑)』

「あ、あのマンションだから、もうちょっとしたら降りるね」

『へ〜、なかなか良いとこ住んでんじゃん』

「玲於くんには敵わないわ(笑)」

『まぁね、そこは一緒にされちゃ困る』


そう言って玲於くんはほくそ笑んで、窓の外を見てる。わたしはそんな横顔を見てる。見慣れた横顔、そんなに変わらないけど、やっぱりカッコいいなって思う。


ここら辺で降ります〜って言って、タクシー代は玲於くんがまた払うって、言ってくれた。


「遅くまでごめんね、また連絡する〜」

『んじゃ、俺も連絡するわ』


ハイタッチしてその後少しの間、手を握る。

うん、パワー貰えた


『じゃあな、また!』


どんどん小さくなっくタクシーに手を振る。




ハイタッチで思い出した、学生時代によくやってたのは、ハンドシェイク。


玲於くんがダンス仲間とやってるから、Aとのも作ろうって言ったやつ、わたしは覚えてるけど、玲於くんもう忘れてるかなって


ふふ、懐かしいや。


さっきから玲於くんの一言が胸に引っかかる



「大切な友達、か...」




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友達以上→←酔っても



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まめこ(プロフ) - この小説とっても好きなので続きがとっても楽しみです!! (2020年5月31日 22時) (レス) id: 561fa70743 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かれん | 作成日時:2020年3月10日 0時

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