溺愛度9% Seifu side ページ11
「それは貴方の勝手な偏見でしょう」
もう興味すら失せたのか、Aを見つめながら長谷部の言葉に返していく。
まさに、売り言葉に買い言葉、といったところだろうか。
「確かに貴方の本丸にいる一期一振は、穏やかで兄らしく、ここにいる私と正反対と言えるほどの違いがあるかもしれませんな。
しかし、先程と申し上げたようにそれは貴方の偏見でしかない。
貴方の知らない他の本丸では、主を毛嫌いし、自身の本体で主を消し自 害した一期一振も居ます。
また他の本丸では、主と弟を愛しすぎてしまい、本丸の刀(弟+主+弟との縁のある刀意外)を自然とすべて消してしまったのです。
それから、幸せに見える恐ろしい楽園(ブラック本丸)を築いた一期一振もいます。
それでも、この偏見を持ち続けますかな？・・・・長谷部殿」
「う、嘘だろ。嘘、そう嘘だ。そうですよね主？・・・嘘ですよね！？」
「いや、本当だ。」
「っ！！！」
「確かに長谷部には嘘にも聞こえるかもしれない。でも本当なんだよ。
自 害してしまった一期一振の話も、一見幸せそうに見えるブラック本丸を築いた一期一振も。
全部、本当」
そう、本当。どの話もAと、この一期が征伐した本丸の実体験。
思えば、Aはそういう仕事を始めてから無表情になっていった気がする。
「なぁ、一期一振。最後に１つだけ質問していいか？」
「・・・・もう、Aに関わらないのなら、良いですよ」
そんなに顔しかめながら言われるとすんごい複雑。
ん、まあいっか。
「お前、今幸せか？」
このとき、何でこんな質問をしたのか分からない。
何でそんなにAが好きなんだ、とか弟とは上手くやれているのか、とか色々聞きたいことがあったはずなのに。
「人間って、面倒くさいねぇ」
「主！しっかり働いてください！！」
あいつらが去った後、俺達はお片付け中。
でも、やっぱり思いだしちゃうんだよなぁ。
「はい、とっても幸せですよ」
普通の一期一振もあんな笑顔しないんじゃないかというくらい無邪気で優しい顔。
あれは、きっとAが主だからこそ、出来る笑顔。
とりあえず、Aが幸せなら、俺はそれでいいや。
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夏休みも終わるので大量更新。
モブさんの名前は橋本 隆司と言います。(いらん情報)
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ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます！うちの一期は過保護タイプで、髭切は甘やかしタイプなので二人の愛はどろどろだと思います。コメント、とても嬉しいです。励みになります、これからも応援宜しくお願いします。 (2018年11月23日 11時) (
レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - お久しぶりです！お話読ませてもらいました！一期と髭切が今後どのように愛を育むのか？とても気になります(？〜？)♭ (2018年10月17日 19時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりあ - リザさん» ありがとうございます。一期と髭切は私の推しですので楽しく書かせていただいてます！これから五神寿達も__________も出てきますので楽しみにされていてほしいです。 (2018年9月17日 20時) (レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 初めまして、リザと申し上げます。小説読ませていただきました！刀剣の愛と審神者がすごく良かったです！続き楽しみにしてます！ (2018年9月17日 8時) (レス) id: 247d31804a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりりあ | 作成日時：2018年8月10日 9時
