めんどくさい世界に転生してしまいました【すとpr】【青色】

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美琴side


『お父様!!なんで私との結婚はダメなんですか!!』

イザベラは良いで私はダメなの!?

父親「あ、あのな…彼はスネイブル商会の実の息子じゃなくて、隣国の王太子なんだぞ?」

大変なことはさせられない、とのこと。

『そんなこと知ってます!!』

王妃って大変そうだけど、ころんの傍にいたいのだ。

母親「あなた、2人は愛し合ってるんだから良いじゃない。」

この2人も恋愛結婚

父親「むむむっ…」

ころん「俺別に平民になって良いけど、親が許さないんだよねー。」

大好きな声が聞こえた ギギギッと声をした方を見るところんはソファーに座って優雅に紅茶を飲んでいた

『ころん!!』

ころん「やぁ、今日はこう見えて隣国の王太子なので王太子として来たよー。」

じゃあ今日のころんは王家としてやって来た、と?

父親「コロン様、いつの間にいらしたんですか?」

母親「もしかして今までの話を…」

ころん「聞いてたよー、てか堅苦しいねー。普段通りで良いよ」

優雅に紅茶を飲む姿が様になっている

『っ〜〜!!』

めちゃくちゃイケメンでめちゃくちゃ可愛い
これはもはや天使!!!!

父親「ですが…」

ころん「俺、その堅苦しいの大っ嫌いなんだよねー。しないなら水の魔法で暴れても良いけど」

え、ころん魔法使えるの!?

父親「あぁー、分かりました。」

母親「はいはい」

あ、みんな普段通りだ。

ころん「で?なんで俺らとの結婚はダメなの?」

父親「娘に大変なことさせたくないし…」

母親「私は愛し合ってれば良いんですけど」

この両親めちゃくちゃ良い人じゃね?

ころん「大変なことさせないよ?ただ俺の癒しになってもらうだけだし」

『癒し…?…あ…』

そゆことか、毎晩襲われるやつだな。

父親「んんー」

お父様渋ってる

母親「あなた、いいじゃないの。」

ころん「不自由だってさせないし、悲しませないよ?」

『イケメンか』

いや元からイケメンだったけど

父親「確かに彼は権力も持ってるし…美琴だけ例外なのも可哀想な気がする…」

あ、悩んでる悩んでる。

『お父様!!私はどうしても彼と結婚したいです!!欲しいのはころんだけなんです!!』

前世、ころんさえいれば良かった。
今世も、ころんさえ手に入ればどうでも良かった。

ころん「俺もだよ、だめ?」

父親「………わかった、ベラと同じで学園を卒業してから婚約という形にしよう。今は仮婚約として良いな?」

仮婚約ぅぅぅぅぅぅっ!?!?

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