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音と本とコーヒー。 ページ23

恥ずかしい状況に耐えれない私は、
脚の間から抜け出して、本を読んでいた。

源「ギターはもういいんですか?」

A「だって…」

源「??」

A「だって源さんいじわるするもん」

源「…そーゆう所、可愛いです」

A「…本読みます」

源「はは、拗ねちゃった」

本を読み出した私。拗ねただけのつもりが、
いつの間にか真剣に読んでいる。

源さんも真剣に作業をしだして、心地よいギターの音が眠気を誘う。

源「ねむい、ですか?」

A「ん…少しだけ、寝ます」

源「おやすみなさい」

A「おやすみ、なさい…」

ソファーの半分を私が占領する。
うとうとしながらみた源さんは、優しそうに微笑んで頭をなでてくれていた。


ーー2時間後ーー

A「んん、ふわぁ…源さん…?」

隣を見ると一定の寝息が聞こえる。
眼鏡をかけたままの源さんが気持ちよさそうに寝ている。

(さっき、この人とハグしたんだよね)

朝と2時間前のハグを思い出して無性に、
愛しくなった。

(寝てるうちなら、キスしても…)

ゆっくり、ゆっくりと音を立てないように近づく。
こんなことしたら、もう後戻りはできない。

カツッ

眼鏡が当たって我に返る。

源「ん?あ、寝ちゃって…Aさん?」

A「おおおおおはようございます!」

源「…おはよう、ございます?」


やっぱり、恥ずかしさは消えない。

夜はゆっくりと更けて。→←彼は時よりいじわる。



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町田(プロフ) - りんたさん» 遅くなってすいません。コメントありがとうございます!読んでもらって私も嬉しくて泣きそうです (2017年9月9日 3時) (レス) id: a7cbad3dca (このIDを非表示/違反報告)
りんた - 読みました。号泣しました。これでもかと言うくらい泣いて改めて曲もきいて泣きました。心が沈んでいたので泣けてよかったです。素敵なお話をありがとうございました。感動しました。本当にもう泣きすぎて笑 (2017年7月27日 22時) (レス) id: cffddfdc0f (このIDを非表示/違反報告)
町田 玲(プロフ) - はるさん» 長いコメント嬉しいです。ありがとうございます!3作目も頑張ります (2017年4月2日 20時) (レス) id: 5da6f52948 (このIDを非表示/違反報告)
はる - (下の続きです!)他にコメントされている方の言葉をお借りすると、終わり方が本当に大人で、とても感動しました。次の作品も楽しみにしています! (2017年4月2日 17時) (レス) id: a728cb8a6a (このIDを非表示/違反報告)
はる - はじめまして!完結お疲れ様です。Friend Shipの歌詞の意味は、成立しなかった男女の友情を描いた曲かな、と私は思いました。片想いという面では作者さんの考えと少し似ています。 (2017年4月2日 17時) (レス) id: a728cb8a6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:町田 | 作成日時:2017年3月18日 1時

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