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ページ15

「知ってるよ。」

当たり前だよね。

零を瞳が光に反射して、紅く光る。

「……。A、単刀直入に聞くが、お前、何か知ってるんじゃねぇのか?」

驚いたな。 昔の口調に戻っている。他の三人も目を見開いていた。

疑っている、じゃなくて、零はもう。





全て、知ってるんだよね?

みかが、どこにいるのかも。全部。

けどあえて『知ってるのか』、って聞いてくるのは、



私じゃないと思いたいんでしょ?

お前はそんな事しない、否定してくれ、って。


「A姉さん、何か、知ってるノ?」


夏目が、零に続けて聞いてくる。

どう答えようか。奏汰と渉も、不安そうに私を見ている。



「さぁ、知らないなぁ。」


私は、何にも。知らない、見てない。

ねぇ、零。どうするの?まだ聞くのかな?

私は、『本当のこと』を言う気はない。

嘘を、いくらでも言う。

こんな嘘に、騙されるんだ?

……零は、何か考えているけど。

「……。」

零は黙っている。他の三人は、安心したように

「零兄さン、やっぱり姉さンは何もしてないヨ。」
「零、考えすぎですよ。」
「そうですよ。Aがそんなこと、するわけないです。」

そう言って、出ていった。


「用が終わったみたいだから、もういくね?」

私が出ていこうとすると、

「A、本当に知らないんだな?宗にも、言っとくぞ。」

「知らないよ。宗に探すの手伝うって言っといて。」




五奇人達も俗物だ。

絶対にみかは渡さない。





見つけさせない。



***
「いつからかな、あいつがこうなっちまったのは」

吸血鬼は、『全て』知っている

「出来ることなら、元に戻してやりたかったが、あれはもう、戻らない」

もう手遅れということも、

「だがまぁ、長くは続かねぇぞ、A」

歪な愛の、終わりも。









ーーー

「ただいま、みか。」
「おかえり、A!。」


純粋で、従順な彼は、今日も穢れない。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みかも何とか終了。( ̄ー ̄)

さぁ、次は誰にしよう?( ̄▽ ̄;)

愛されたい人形 は、主を手に入れたい。【斎宮 宗】→←2



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藍刻 零紗(プロフ) - 五奇人P &夏目くんPさん» リクエストありがとうございました!かなり遅くなってしまいましたが夏目君、追加いたしました!ちょっと分かりにくい話で申し訳ないです。少しでも良いと思っていただけたら幸いです! (2017年11月5日 22時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - 五奇人P &夏目くんPさん» 了解いたしました!リクエストありがとうございます。ただ、他の作品のリクエストがまだ消化出来てないので少々遅くなると思います。申し訳ないです。 (2017年10月15日 10時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
五奇人P &夏目くんP - リクエストで夏目くんおねがいします (2017年10月15日 10時) (レス) id: 519f9ef82c (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - 申し訳ありません、忘れておりました。御指摘ありがとうございます。おそらく外せたかと…。以後気をつけます。 (2017年6月11日 17時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
闇落ち寸前審神者(プロフ) - あんスタを使って小説を書く場合は、オリジナル作品ではなく二次創作なのでオリジナルフラグを外してください。 (2017年6月11日 15時) (レス) id: d5d3da1a1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍刻 零紗 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2017年6月9日 22時

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