能力の驚愕 ページ32
Aside
ランニングが終わって、私たちはクラスで流星隊との試合を振り返っていた。
「流星隊の本気、全然出せなかったんだけどぉ?」
「能力を使ったのは二人ってところかな」
今回の試合で経験したことは、やはりまだまだ格差があるところだ。
こっちは大体の能力を見せてしまったし、また合体技を増やさねばならない。
「忍者くんと南雲くん?に関しては待機って感じだったよね。多分二人の能力は一回知られてしまうと不利になってしまうんだろうけど」
「厄介なのは霧を飛ばされることだヨ。そうなると相手にならなイ」
試合のDVDも先生が印刷してくれているみたいで、家にそれぞれ持ち帰って見ようということになった。先生まじ神すぎか。
「んー、あと1試合くらいは練習試合したいところなんだけど」
泉がボソッと言った瞬間扉が音を立てて開いた。
「先生!?」
息を切らした先生が大量の資料を持ってクラスへと入る。
「どうしたんですか?」
心配して聞くと先生は私たちを見てニヤッと口を三日月の形にした。
「流星隊の能力一覧表と、次の練習試合取り付けてきてやったぞ!」
どうだっと先生が私に資料を渡した。
ペラペラと流すように見るとやはり本物のようだ。
これはすごい。今回の反省点や次の試合までに行うべきことまで全てきっちりと書き込んである。
「先生!まじ大好きです!」
「ありがとうございます」
「ボクの中でいい先生上位にランクインしたヨ」
口々にお礼を述べると先生は照れたようにぎこちなく笑った。
「で、次の試合っていうのは…」
恐る恐る期待を込めて聞いてみた。
「ああ、聞いて驚くなよ。
紅月だ」
息を飲んだ。
紅月って生徒会直属の強豪ユニット!
「紅月からGと試合がしたいと申し込みがあってだな」
紅月が直接、私たちに宣戦布告?
「面白いことになってきたようだネ」
「紅月………練習積まなきゃ」
「紅月が何考えてるのかイマイチわかんないねぇ」
私は先生からの資料を目にして、ため息を吐いた。
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宗くんとキスしたい!【斎宮 宗】
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朝霧藍 - 気にしない方針で大丈夫です。ありがとうございました。 (2017年9月10日 18時) (レス) id: f5e9b9845d (このIDを非表示/違反報告)
玲瓏(プロフ) - 朝霧藍さん» いや、ありがとうございますですが、、、。似てても、もう気にしない方針でいいでしょうか?これも何かの縁です。朝霧藍さんも頑張ってください!わざわざありがとうございました! (2017年9月10日 12時) (レス) id: 84d9c8d630 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧藍 - 読ませていただきました。たしかに、似ている部分がありますね。でも、玲瓏さんの方が圧倒的に話の書き方が上手です。最初の一話読んだらその次も読みたくなってしまい、気づいたら全部読んでました。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年9月10日 11時) (レス) id: f5e9b9845d (このIDを非表示/違反報告)
玲瓏(プロフ) - 朝霧藍さん» 朝霧藍様も少し読んでみていただけませんでしょうか。意見が欲しいです。最初の一話でいいので。 (2017年9月7日 16時) (レス) id: 84d9c8d630 (このIDを非表示/違反報告)
玲瓏(プロフ) - 朝霧藍さん» 見てきました。確かに似ているような点もありますがよくある設定なので仕方ないかと。 (2017年9月7日 16時) (レス) id: 84d9c8d630 (このIDを非表示/違反報告)
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