能力の許可 ページ11
Aside
天祥院は私たちに申請書を差し出した。その申請書には、もう私たちの名前が記入されていてあとは判子を押すだけのものだった。天祥院があらかじめ書いておいたのだろう。
「い、いいの？」
半信半疑で聞くと天祥院はにっこりと天使のような笑顔を浮かべた。
「僕は是非君たちにS1に出場してもらいたいからね。今回は見逃してあげるよ。もちろん敬人とか、他の人にバレてはいけないよ？」
私は泉と夏目くんと顔を見合わせて首を縦に振った。
「ありがとウ………」
「こればかりは俺も感謝するよ」
二人も深くお辞儀をしながら感謝の言葉を述べた。
運が良かったというべきだろうか。
私たちは判子を力一杯推し、無事に申請書を提出することができたのです。
「ユニット名の提出は明日からだよ？忘れないようにね」
ほんとに感謝だけど、何でそこまでして許してくれるのだろう？
私は疑問が残ったまま生徒会室を後にした。
天祥院side
「英智、素晴らしいです！私は素晴らしい判断だと思いますよ！」
“さっきまで”透明人間だった渉が能力を解いた。もう隠す必要はないからだろう。
「Gに出ていただいたら今までよりとても楽しくなりそうです！」
「そうだね渉。夏目くんを無理にでもGに入れて正解だったよ」
僕が夏目くんをGに入れた理由は二つある。
一つはGを三人揃えるため。
そしてもう一つは奇人であるから。
彼は奇人の中でも末っ子。僕の目が行き届きにくくなるように守られてきた。しかし仇をだした。自滅という仇を。僕は一人でにやけてしまったよ。これは利用するしかないと。
夏目くんの能力は厄介であり、とても戦闘において有効かつ適切だ。
けれど今じゃほんとうにGと変わらない。
何故なら霧だから。
今の夏目くんは霧を魔法で操ること不可能となっている。ということは錬成しているだけということになる。
そんなもの吹き飛ばしてしまえばお終いだろう？
そのくらいDでもできる。
でも今後ほんとうに厄介になってくるのはAちゃんかもね？
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朝霧藍 - 気にしない方針で大丈夫です。ありがとうございました。 (2017年9月10日 18時) (
レス) id: f5e9b9845d (このIDを非表示/違反報告)
玲瓏(プロフ) - 朝霧藍さん» いや、ありがとうございますですが、、、。似てても、もう気にしない方針でいいでしょうか？これも何かの縁です。朝霧藍さんも頑張ってください！わざわざありがとうございました！ (2017年9月10日 12時) (レス) id: 84d9c8d630 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧藍 - 読ませていただきました。たしかに、似ている部分がありますね。でも、玲瓏さんの方が圧倒的に話の書き方が上手です。最初の一話読んだらその次も読みたくなってしまい、気づいたら全部読んでました。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年9月10日 11時) (レス) id: f5e9b9845d (このIDを非表示/違反報告)
玲瓏(プロフ) - 朝霧藍さん» 朝霧藍様も少し読んでみていただけませんでしょうか。意見が欲しいです。最初の一話でいいので。 (2017年9月7日 16時) (レス) id: 84d9c8d630 (このIDを非表示/違反報告)
玲瓏(プロフ) - 朝霧藍さん» 見てきました。確かに似ているような点もありますがよくある設定なので仕方ないかと。 (2017年9月7日 16時) (レス) id: 84d9c8d630 (このIDを非表示/違反報告)
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