【木吉鉄平】Sweet pea

旅行中 ページ9

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運が良いのか悪いのか。






爺ちゃん婆ちゃんと住んでいるのだが、この家の主は今朝2人で旅行に行ったばかりだった。







そろそろいい歳のはずだが…
まぁ元気な事は良いこと、ということにしておこう。








『勢いで来ちゃったけど…
勝手に泊まりなんてして大丈夫かな？』






「大丈夫だ。爺ちゃん達には連絡を入れておいたし、明日と明後日は土日で特に学校があるわけではないしな。」







Aは少し戸惑ってから『なら、お邪魔させてもらうね』と笑った。







「雨だし、冷えるから先にシャワーでも浴びてくれ
俺は軽く飯でも…」







『ダメだよ私がご飯作る！ 鉄平はエースなんだから体壊しちゃダメでしょ？ 先にシャワー浴びて！ それに私は泊まらせて貰ってる身なんだからさ』







ずい、と力強く言うA。
こうなったら俺が何を言っても聞かないだろうから大人しく先にシャワーを浴びよう。






Aが冷えないように早めに出れば問題ない







「それじゃあ先にシャワー浴びてくる。夕飯は冷蔵庫にあるやつ適当に使ってくれて構わないからな」







『うん、ありがとう。
…ゆっくり体を温めるんだよ？』








Aにはお見通しのようだな…







「分かってるって！」






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