【桜井良】Cherry blossoms

関係 ページ15

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「桜井君とAちゃんって仲良いけど本当に付き合ってたりはしないの？」





突然そんな事を聞くさつきちゃんに良とお茶を吹き出す






「も、桃井さん？ いきなり何を言い出すんですか！」






『そうだよ！ 私と良は付き合ってないよ！ ただお互いに大好きなだけー！』






ねー？ と良をみると大きく頷く良。






「お互いに大好きだけど付き合おうとは思わないんだねぇ、不思議〜」






そんな私達の関係が理解出来ないのか首を傾げるさつきちゃん。




いいんだ、これが私と良の関係なんだから






「僕とAはこの距離感が落ち着くんですよ。友達以上、恋人未満。」






『そうそう、恋人になっちゃうと今までみたいにイチャイチャ出来なさそうだもん』






「あれ、逆じゃないかな……？」





良と私の会話にさつきちゃんがツッコむ



確かに、付き合うつもりはないけど、良をみてるとなんだかドキドキしたりする。



小さい頃は感じなかった、良の〈男子〉の部分に触れたからかもしれない。






『ねぇ青峰くん。良って学校でどんな感じなの？』






「あぁ？ 別に普通じゃね？ いっつも謝ってばっかでちょいとうぜぇけどな」






「あ、青峰くん！ Aに変なこと言わないでください！」






確かに謝ってばかりで(原因は私なのだけれど)、学校での良は男らしさはあまり感じなかった。






「学校での桜井くんは少し頼りなかったけど……。Aちゃんと居る時はなんだか違うなぁ」






『私といるとき？』






どういうことだろう？






「なんだか、〈男の子〉って感じなのかな？ まぁ普段からそうなんだけど！」






『ふぅん？』






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