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お礼 ページ6

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翌朝、いつもより早く起きてしまった




特にやる事もなく、勉強する気分でもなかったので、昨日家まで送ってくれた氷室くんにお礼でも……


ということでマフィンを作ることにした。




『甘い物大丈夫かな……』




まぁなんとかなるか、と呟いて作業を開始。




『バスケ部って朝練あったよね……
早めに行かないと、氷室くんのクラス分かんないや』




氷室くんが2年生って事は知っているけれど、クラスまでは知らない。


誰かに聞いても良いんだけど、なんか嫌だ。






学校に着き、体育館を覗く。
私の身長は女子の中でも少し高いので背伸びをしなくても覗ける。


女子力低いなー、なんていつもは思わない事を思った。
今日の私はなんだかおかしい。


朝練が終わったみたいなので、体育館のドアの所で待つ。
なんだか告白しに来たみたいでドキドキする。




「如月先輩? どうしたんですか?」




制服のネクタイを締めながら出てきた氷室くん。
うわ……色っぽい………




『これ、昨日家まで送ってくれたお礼でマフィン作ってみたの。良かったら食べて?』




小さな包みに入れたマフィンを、氷室くんは驚いた様子で受け取った。




「良いんですか?」




『うん、味は保証出来ないけど……』




「いえ、そんなこと……。ありがとうございます」




ふんわりと優しく笑う氷室くん。
氷室くんの笑顔が見れるならいくらでも作れる。





キーンコーンカーンコーン………





「予鈴ですね、戻りましょうか」




『うん、それじゃあ、また今度』




帰り際に手を降った。


振り返してくれる氷室くんにまた会えたら、なんて思いながら廊下を走った






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れーね(プロフ) - 赤月*さん» コメントありがとうございます♪ 氷室さんかっこいいですよね! 次回作もよろしくお願いします^ ^ (2014年4月6日 15時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
赤月*(プロフ) - 氷室さんイケメンすぎる・・・!!とても面白かったです!! (2014年4月6日 14時) (レス) id: fe2838f6f4 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - 美想さん» 始めまして! ありがとうございます♪ その様なコメントをいただけるだけで更新に力が入ります☆ 次回作もよろしくお願いします! (2014年4月4日 8時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
美想(プロフ) - はじめまして!この作品がとても大好きで、更新を毎回楽しみにしてました(*’ω’*)とても面白かったです!次回作も楽しみにしています。 (2014年4月4日 4時) (レス) id: c663c5e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - にゃー。さん» え、同じタイトルの小説ありましたか? すみません、分からないです。もし同じようなタイトルがあり、内容が同じであるのならすぐに消します (2014年4月4日 4時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2014年3月16日 19時

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