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帰り道 ページ4

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氷室くんとの帰り道。




先ほどは聞き流したことを、ふと思い出した。




『氷室くん。どうして私の名前を知っていたの?』




氷室くんの様に学校中に知られている人気者なら分かるけど、私は一生徒として学年で知られている程度。


あ、でも生徒会役員だから何人かは知ってるかも。




「…………声をかける前に、下駄箱で見かけたんです。そこで確認させてもらいました。」




少し間が空いたけれど気にしなかった


ふうん、と相槌を打ってマフラーに顔を埋める


そろそろ家に着く……。
氷室くんの家はどこなんだろう
もし反対方向だったら申し訳ない




『ねぇ氷室くん。私の家はすぐそこだけど、氷室くんの家はどっち方面?』




「このまま真っ直ぐ行った所です。如月先輩の家の通りなので、近いですよ」




家、近いんだ。
あれ、何で嬉しいって思ったんだろう


頭にハテナを浮かべているうちに家に着く




『家まで送ってくれてありがとう。助かったよ』




笑顔でお礼を言う。
氷室くんは、
「いえ、当たり前ですよ」と笑って帰って行った。





***





お母さんにただいま、と言ってから部屋へ行く


ベッドに倒れこんでから、制服がシワシワになってしまう事に気がつき、仕方なく部屋着に着替える。




『氷室辰也くん……かぁ。かっこ良かったな……』




この時の私は、氷室くんを思う度に早くなる鼓動の意味を知らなかった。






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理由 side氷室→←出会い



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れーね(プロフ) - 赤月*さん» コメントありがとうございます♪ 氷室さんかっこいいですよね! 次回作もよろしくお願いします^ ^ (2014年4月6日 15時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
赤月*(プロフ) - 氷室さんイケメンすぎる・・・!!とても面白かったです!! (2014年4月6日 14時) (レス) id: fe2838f6f4 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - 美想さん» 始めまして! ありがとうございます♪ その様なコメントをいただけるだけで更新に力が入ります☆ 次回作もよろしくお願いします! (2014年4月4日 8時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
美想(プロフ) - はじめまして!この作品がとても大好きで、更新を毎回楽しみにしてました(*’ω’*)とても面白かったです!次回作も楽しみにしています。 (2014年4月4日 4時) (レス) id: c663c5e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - にゃー。さん» え、同じタイトルの小説ありましたか? すみません、分からないです。もし同じようなタイトルがあり、内容が同じであるのならすぐに消します (2014年4月4日 4時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2014年3月16日 19時

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