理由と彼氏くん ページ27
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「遅れてしまってすみません」
教室に入って来たのは辰也くん1人
あの後輩ちゃんはどうしたのかと聞くと笑って誤魔化された。
『辰也くん「カフェで少し話しましょう」……うん』
なんだか少しだけ気まずい雰囲気のなか、カフェに入る
辰也くんはコーヒー、私は紅茶を頼んだ
混んでいなく、すぐに運ばれてきた
ミルクを入れて、かき混ぜる。
その渦に飲み込まれてしまいそうな、そんな気分だ
「……誤解なんです。アレは騙されて……！」
話し始めた辰也くん
手を握りしめ、力が入っているのが分かる
『私は何にもわからないんだ。
だから、詳しく教えてほしいな？』
なるべく落ち着いた声を保つ
大学受験に向けて、心理学を少しだけ勉強していた。
こういった時は、焦らせることが一番イケナイ事。
「あの写真は……」
つまり纏めると、
辰也くんが裏庭に呼び出され、あの後輩ちゃんに告白された。
告白を断ると、ゴミが着いていると近づかれ、不意打ちでキスをされた。
その瞬間をカメラで捉えられ、今に至る……と。
『えぇと……モテるって大変なんだね』
私にはもちろんそんな経験はないので、大変だったんだな……という風にしか思えないけど……。
『大丈夫だよ、私はそんな事で辰也くんを嫌いになったりはしないから』
不安定になっている人を落ち着かせるのにはこれが1番大切。
笑顔で包み込んであげなくちゃ、そう思いながら手を伸ばして頭を撫でる
「イヤ、ですよね
告白された後にあんな写真見るの……」
ショボン、と落ち込む辰也くん
無性に頭をクシャクシャしたい……っ！
『理由があるんだもん。私は気にしないよ？
そりゃあ、付き合ってる時にされたら嫉妬はするけどね』
ほんと、私はこういうことは気にしない。
「A先輩……？」
『ふふふ。あ、すみません
このレアチーズケーキ、追加注文お願いします』
不思議そうな顔をする辰也くんに、私は
『お会計はお願いね、彼氏くん！』
精一杯の笑顔でそう言った。
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れーね(プロフ) - 赤月*さん» コメントありがとうございます♪ 氷室さんかっこいいですよね！ 次回作もよろしくお願いします^ ^ (2014年4月6日 15時) (
レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
赤月*(プロフ) - 氷室さんイケメンすぎる・・・！！とても面白かったです！！ (2014年4月6日 14時) (レス) id: fe2838f6f4 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - 美想さん» 始めまして！ ありがとうございます♪ その様なコメントをいただけるだけで更新に力が入ります☆ 次回作もよろしくお願いします！ (2014年4月4日 8時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
美想(プロフ) - はじめまして！この作品がとても大好きで、更新を毎回楽しみにしてました(*’ω’*)とても面白かったです！次回作も楽しみにしています。 (2014年4月4日 4時) (レス) id: c663c5e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - にゃー。さん» え、同じタイトルの小説ありましたか？ すみません、分からないです。もし同じようなタイトルがあり、内容が同じであるのならすぐに消します (2014年4月4日 4時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音央 | 作成日時：2014年3月16日 19時
