2人のキモチ ページ24
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「僕……、オレはA先輩が好きなんです」
この状況は一体。
周りに人がいなくなってきた昼休みの終わり頃
学食のテーブルを2人で囲い、空になったコップに口をつける
『えーっと……』
最初から思い出していこう。
どうしてこの話題になったんだっけ
***
「A先輩って好きな人いるんですか?」
『いつも突然だねぇ……
うーん、恋愛はあんまり得意じゃないけど……気になる人ならいるかなぁ?』
辰也くん、とは言わないけど。
「そう……なんですか……
どんな方ですか?」
今日は食いついて聞いてくるなぁ
本人に言うのって何だか照れる
『素敵な人だよ
かっこいいし、紳士だし、気遣いが出来て、とても優しい人。』
「………………。」
突如無言になる辰也くん。
怖い怖い、どうしたんだろうか
『辰也くんは? 気になる人とかいないの?』
「いますよ、好きな人。」
『そっか……どんな人なの?』
はにかんだ笑顔で、照れながら話し始める辰也くん
「とても可愛らしい方です。
花壇に水やりをしていた時の笑顔が素敵で……
その時の笑顔に一目惚れでした」
お互い無言になる。
この空気怖いなぁ……
「その人は……今、目の前にいます」
『…………え』
辰也くんがそっと私の手を握る
はにかんで、その片目を隠した黒い瞳で私をみつめる
「僕……、オレはA先輩が好きなんです」
***
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れーね(プロフ) - 赤月*さん» コメントありがとうございます♪ 氷室さんかっこいいですよね! 次回作もよろしくお願いします^ ^ (2014年4月6日 15時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
赤月*(プロフ) - 氷室さんイケメンすぎる・・・!!とても面白かったです!! (2014年4月6日 14時) (レス) id: fe2838f6f4 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - 美想さん» 始めまして! ありがとうございます♪ その様なコメントをいただけるだけで更新に力が入ります☆ 次回作もよろしくお願いします! (2014年4月4日 8時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
美想(プロフ) - はじめまして!この作品がとても大好きで、更新を毎回楽しみにしてました(*’ω’*)とても面白かったです!次回作も楽しみにしています。 (2014年4月4日 4時) (レス) id: c663c5e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - にゃー。さん» え、同じタイトルの小説ありましたか? すみません、分からないです。もし同じようなタイトルがあり、内容が同じであるのならすぐに消します (2014年4月4日 4時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音央 | 作成日時:2014年3月16日 19時