先輩と後輩 side氷室 ページ21
.
今日はA先輩とデートをした。
……と言ってもデートと思っていたのはオレだけだったが。
A先輩にとってオレは、ただの仲のいい後輩でしかない。
この関係を崩したいわけではない。
むしろ続けたいと思う自分もいる。
だけど……
「A先輩、気づいてるよなぁ……」
いや、意外と気づいてないのか?
今日、オレは結構大胆に動いたはず。
手を握って歩き、間接キスもして、プレゼントも渡した。
「気づいてて、やられたなら……
結構へこむぞ、オレ………」
帰り際に頭を撫でられた時、女の人の顔ではなく、先輩の顔をしていた。
オレは男として見られてないんだろうか
ブーッ ブーッ ブーッ
ケータイのバイブが鳴る。
メールだ。
《To: 辰也くん
件名: ありがとう!
本文:
今日はありがとう!
とっても楽しかったよ〜!
また遊びに行こうね、約束だよ?
パスタもクレープもすごい美味しかったよ、今度は辰也くんを私のオススメのお店に連れて行きたいなぁ
そうだ、ネックレスありがとう。
すっごい気に入ったよ! 明日学校につけて行こうと思うんだけど、いいかな?
それじゃあ、また明日。ばいばい
From: 如月A》
A先輩らしいメールの文章が送られてきた。
少し文章を考え、返信した。
《To: A先輩
件名: こちらこそ
本文:
こちらこそありがとうございました。
とても楽しかったです
A先輩のオススメのお店なら、ぜひ行ってみたいです。
ネックレス、気に入ってくださって嬉しいです。
もちろん、是非着けてください。
明日、着けた姿をぜひ見せてください!
では、また明日。
From: 氷室辰也》
メールのやり取りをして、やっぱりオレは後輩なんだ、と強く思った。
.
47人がお気に入り
「黒子のバスケ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れーね(プロフ) - 赤月*さん» コメントありがとうございます♪ 氷室さんかっこいいですよね! 次回作もよろしくお願いします^ ^ (2014年4月6日 15時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
赤月*(プロフ) - 氷室さんイケメンすぎる・・・!!とても面白かったです!! (2014年4月6日 14時) (レス) id: fe2838f6f4 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - 美想さん» 始めまして! ありがとうございます♪ その様なコメントをいただけるだけで更新に力が入ります☆ 次回作もよろしくお願いします! (2014年4月4日 8時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
美想(プロフ) - はじめまして!この作品がとても大好きで、更新を毎回楽しみにしてました(*’ω’*)とても面白かったです!次回作も楽しみにしています。 (2014年4月4日 4時) (レス) id: c663c5e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - にゃー。さん» え、同じタイトルの小説ありましたか? すみません、分からないです。もし同じようなタイトルがあり、内容が同じであるのならすぐに消します (2014年4月4日 4時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:音央 | 作成日時:2014年3月16日 19時