ランチ ページ16
.
『ここのお店、美味しいね。初めて来たけどすっごく気に入った』
氷室くんが連れてってくれたお店は、路地にある小さなカフェレストラン。
シックな雰囲気のお店で、パスタも美味しい。
「気に入ってくれて何よりです」
私はミートソース、氷室くんはペスカトーレを頼んだ。
ソースがとても美味しい。
「如月先輩、今日は髪纏めてるんですね。
メイクもしてますか? いつも以上に可愛いです。似合ってますよ」
私の髪型を褒めてくれた。
メイク(リップだけ)にも気づいてくれた
それに可愛いって……
嬉しくて顔がにやけてしまう。
『ふふ、ありがとう。
あ。呼び方、如月先輩じゃなくていいよ? なんだか他人行儀だし……』
いや、他人なんだけど……
と、自分でもよく分からない事を言う
氷室くんは、そんな私を驚いた目で見てから
「それじゃあこれからは、A先輩と呼ぶことにします」
下の名前で呼ばれると照れる。
無性に恥ずかしくなったので頼んであったミルクティーを一気に飲んだ。
「そうですね……、なら僕の事も名前で呼んでください」
『辰也……くん? 辰也くん、分かった』
「連呼されると照れますね」
氷室く……辰也くんも照れるみたい。
頬をポリポリして、飲み物に口をつけた。
『辰也くんってよくこのお店に来るの?』
「そうですね、この街に来た時はよく食べに来ます」
『へぇ』と相槌をいれる。
辰也くんも誰かと遊んだりするんだ…
意外ってわけではないけど、なんだか驚いた。
「A先輩はよく出掛けたりするんですか?」
『うーん……、受験シーズンの前はよく遊んでたかな?
受験が始まってから終わるまではまったくだったけど。』
だから、今日、出掛けるのはすごい久しぶりだ。
「なら、今日はたくさん楽しみましょう」
そう笑う辰也くん。
あれ、今日って何か用事があるんじゃないのかな?
.
47人がお気に入り
「黒子のバスケ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れーね(プロフ) - 赤月*さん» コメントありがとうございます♪ 氷室さんかっこいいですよね! 次回作もよろしくお願いします^ ^ (2014年4月6日 15時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
赤月*(プロフ) - 氷室さんイケメンすぎる・・・!!とても面白かったです!! (2014年4月6日 14時) (レス) id: fe2838f6f4 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - 美想さん» 始めまして! ありがとうございます♪ その様なコメントをいただけるだけで更新に力が入ります☆ 次回作もよろしくお願いします! (2014年4月4日 8時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
美想(プロフ) - はじめまして!この作品がとても大好きで、更新を毎回楽しみにしてました(*’ω’*)とても面白かったです!次回作も楽しみにしています。 (2014年4月4日 4時) (レス) id: c663c5e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - にゃー。さん» え、同じタイトルの小説ありましたか? すみません、分からないです。もし同じようなタイトルがあり、内容が同じであるのならすぐに消します (2014年4月4日 4時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:音央 | 作成日時:2014年3月16日 19時