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STORY 57 ページ9

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「黒子っち…」


「黄瀬くんは強いです。
僕はおろか火神君でも歯が立たない。
…けど、力を合わせれば…
二人でなら戦える」


「やっぱ黒子っち変わったっスね
帝光時代にこんなバスケはなかった
…けど、そっちもオレを止められない! そして勝つのはオレっスよ…!」


そんな事はないかなぁ、だって…


「黒子っちがマーク⁉︎」


コートの外、相手側のベンチから色んな声が聞こえてくる


「「相手に…なるわけねぇー!!」」


柊花が小さく咳をする


「この作戦、うまくいきますかね?
涼太を止めるのではなく、獲るということ…」


まぁあのカゲの薄さで後ろから来られたら涼太でも気づかないだろう


テツヤに獲られても怯まずに3Pを撃とうとする涼太を、大我がブロックする


「海常も動きが雑になってきましたね…って!! テツヤ!?」


柊花が叫ぶコートの先には、涼太の手が勢いよく当たって頭をうつテツヤの姿



『レフェリータイム!!』



「テツヤ…、血が…! 大丈夫⁉︎」


「……フラフラします」


とりあえず救急箱を持ってきてテツヤをコートからだす


「黒子君はもう出せないわ
残りのメンバーでやれることやるしかないでしょ!」


確かに、怪我をしているテツヤを出すわけにはいかない。
まぁ大我や日向先輩もいることだし、涼太相手に心配はしてないけど…


「OFは二年生主体でいきましょう。
まだ第2Qですが、離されるわけにはいきません。
早いですが『勝負所』です、日向先輩」


柊花が妙に勝負所を強調したのが気になるな


「涼太に返されるから大我はOF禁止。DFに専念すること。
全神経注いで涼太の得点を抑えて」


私の言葉に不満があるのか、言い換えそうとした大我に日向先輩がキレる


「大丈夫だっつってんだろダアホ!
たまにはちゃんと先輩の言うこと聞けや殺すぞ!」


「……⁉︎」


何事もなかったかのように身を翻してコートに戻る先輩達


「ったく今時の一年はどいつもこいつも…もっと敬え! 先輩を! そしてひれ伏せ!」


隣のカントクがあちゃー、と額に手を当てていう


「スイッチ入って本音漏れてるわね」


「俗に言うクラッチタイム、ですか」


カントクは頷く
クラッチタイム、初めて見たかも…


「まぁとりあえず本音出てる間はシュートそうそう落とさないはずだから、OFは日向君に任せておいて大丈夫そうね」



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音央(プロフ) - 音羽さん» 夢主が青峰、姉が赤司エンドになるように書いています。主人公は双子ですが、夢主の方をメインで書いています。分かりにくくてすみません(>_<) (2014年7月20日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
音羽 - これ誰寄りですか? (2014年7月20日 0時) (レス) id: 378d446dfb (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - めっちさん» 訂正ありがとうございます どこの部分か教えてくださいますか? (2014年5月2日 16時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
めっち(プロフ) - 小金じゃなくて小金井だと思います (2014年5月2日 16時) (レス) id: ec77ad1dee (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - rusiaさん» コメントありがとうございます^ ^ 大丈夫ですよ! 更新が遅くなってしまうかもしれませんが、頑張って更新します! これからもよろしくお願いします^ ^ (2014年4月28日 16時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2014年2月20日 17時

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