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STORY 76 ページ28

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Aside


私たちの誕生日も終わり、部活の練習も普段通りになった翌日。


「GW開けたらすぐ予選かー、早っえーなー」


「あと3週間ぐらい?」


練習の合間、1年生達が話してる。
ドリンクも作り終え、少し手が余ったので話に加わる


「3週間なんてあっと言う間だよ、2人も気を抜くなよ?」


私がそう言うとへーい、と返事をする


「けど、俺たちの出る幕はないよな。先輩達って去年決勝リーグまで行ったんだろ?」


「しかも今年は火神と黒子もいるし。Aと柊花っていうキセキの世代より強いマネージャーもいるしな。
1〜2回戦はまぁ行けるんじゃね?」


褒められて悪い気はしないけど…


「そう楽観的になるものではないよ。私達がいるっていっても、試合に出れるワケじゃないんだから…

……試合に出れたらそりゃ優勝出来ると思うけど…」


そう私がため息をつくと、後ろから日向先輩に突然ど突かれた。


「だアホー、何言ってんだ」


「あぃたっ!?」


すみません、と謝る。

日向先輩は、話していた他の1年生にも目を向けて言う


「1度負けたら終わりのトーナメントだぞ。1回戦でも決勝でも気を抜いていい試合なんてねーよ」


ゴクリ、と唾を飲む1年生


「主将、予選トーナメント表をコピーしてきました。」


柊花が紙を持って体育館へ入ってきた


「サンキュー、じゃみんなに回して」


配られたトーナメント表をみる


「《キセキの世代》がいる秀徳ってトコとやるには…決勝か…」


大我が表をみて呟く。


「A〜Dまで4ブロックあって、各ブロックの頂点一校のみが決勝リーグ進出。
さらにその決勝リーグで上位3チームに入って初めてインターハイ出場ってわけなのか…」


ややこしいなぁと紙を確認する


「300校以上の出場校から選ばれるのはたった3校。1%の選ばれた高校生しか立てない夢の舞台ってことね。」


柊花が目を輝かせて言う


「柊花、一つ間違ってんだろ。
選ばれるんじゃなくて、勝ちとる…だろ」


大我がフンと鼻を鳴らして言う。

大我に言われて、前までの柊花なら何か言い返している所だけど、今日の柊花は機嫌がいいらしいので素直に頷いていた。


その柊花の姿に、メンバー全員がゾッとしていたのは言うまでもない


「予選本番は5月.16日!! 気を引き締めて行きますよ!!」


「「おう!!」」


柊花の声と共に、IHへの練習が始まった。




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音央(プロフ) - 音羽さん» 夢主が青峰、姉が赤司エンドになるように書いています。主人公は双子ですが、夢主の方をメインで書いています。分かりにくくてすみません(>_<) (2014年7月20日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
音羽 - これ誰寄りですか? (2014年7月20日 0時) (レス) id: 378d446dfb (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - めっちさん» 訂正ありがとうございます どこの部分か教えてくださいますか? (2014年5月2日 16時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
めっち(プロフ) - 小金じゃなくて小金井だと思います (2014年5月2日 16時) (レス) id: ec77ad1dee (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - rusiaさん» コメントありがとうございます^ ^ 大丈夫ですよ! 更新が遅くなってしまうかもしれませんが、頑張って更新します! これからもよろしくお願いします^ ^ (2014年4月28日 16時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2014年2月20日 17時

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