STORY 65 ページ17
.
side 柊花
「今日の練習試合、私達が勝ったのよ」
『へぇ? 凄いじゃないか!』
毎日恒例の征十郎との電話。
今日の話題は勿論、練習試合のこと。
「でも涼太もとても成長していて驚いたわ。 まぁ2on2では私達に歯が立たなかったけれどね」
『はは、涼太と向こうの主将が可哀想じゃないか』
「あら、そんなことはないわよ…」
今日の練習試合のことを話したら、
やっぱりその後の事も話した方がいいかな…と少し考える
『ねぇ柊花。僕に何か隠していることはないか?』
ドキリ、心臓が大きく鳴った気がした
『はぁ…。柊花が勇敢で悪い事が許せない気も分かるよ。けど、もう少し自覚を持ってくれると嬉しいんだけどな』
涼太やテツヤにも、自覚を持てと言われた。
だけど、体が動いてしまったのだからしょうがない
「その件はごめんなさい。反省しているわ…」
『どうして。柊花はどうして僕が怒っているか分かるかい?』
征十郎が怒っている理由?
それは…
「危ないことをしたから、かしら」
『そうだ。
僕はね、目の届かない所で大事な人が傷つくのは怖いんだ。』
「征十郎…?」
『距離が離れているから君を守ることが出来ない。
このこと、結構悩んでいるんだよ?』
真面目なトーンでそんな事を言われたら、私はどうにかなってしまいそうになる。
「……心配させて、ごめんなさい…」
素直に謝ると、征十郎はいつもみたいに優しく言う
『分かってくれればいいんだ』
これからは自分だけではなく、征十郎にも心配をかけないように…
そう強く思った。
.
31人がお気に入り
「黒子のバスケ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
音央(プロフ) - 音羽さん» 夢主が青峰、姉が赤司エンドになるように書いています。主人公は双子ですが、夢主の方をメインで書いています。分かりにくくてすみません(>_<) (2014年7月20日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
音羽 - これ誰寄りですか? (2014年7月20日 0時) (レス) id: 378d446dfb (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - めっちさん» 訂正ありがとうございます どこの部分か教えてくださいますか? (2014年5月2日 16時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
めっち(プロフ) - 小金じゃなくて小金井だと思います (2014年5月2日 16時) (レス) id: ec77ad1dee (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - rusiaさん» コメントありがとうございます^ ^ 大丈夫ですよ! 更新が遅くなってしまうかもしれませんが、頑張って更新します! これからもよろしくお願いします^ ^ (2014年4月28日 16時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:音央 | 作成日時:2014年2月20日 17時