STORY 7 ページ8
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side 黒子
「そういえば、二人共髪型変えたんですね。銀髪じゃなければ気づきませんでしたよ」
2人とも別人のように髪型を変えた。
その綺麗な銀色の髪が2人並んでいなければ気づかなかったでしょう
「それはそうよ。気づかれないように変えたんだもの」
そういう柊花さん。
何かを隠しているようで、ダメだと思いながらも無性に聞きたくなって…
聞いてしまった。
「何かあったんですか? 僕に話せることがあるなら相談に乗りますよ」
僕が言った時、始めて柊花さんに睨まれました。
その中学時代よりも冷めた瞳で
「テツヤには関係ないことよ」
と言われ、恥ずかしながらも足がくすんでしまった。
「ちょっと‼︎ 心配してくれてるテツヤにそれはないんじゃないの⁉︎」
僕を庇ってくれるAさんは、こんな状況でも中学時代よりもサバサバしてるなぁ、なんて考えてしまう程に変わっていた。
《何か》が変わっていた。
「それじゃあAは春休みのことを話すっていうの⁉︎」
普段では考えられないような声をあげる柊花さん。
僕は今更ながらに質問したことのことの大きさを知った。
「そういう事じゃないけど…‼︎」
口ごもるAさん。
「…すいません……」
僕のせいで高校生活の初日から姉妹仲が悪くなってしまうと思うといてもたってもいられない。
「ごめんな、テツヤのせいじゃないから気にしないでくれ」
僕を気にしてくれるAさん。
僕がもう一度謝ろうとした時、結構な時間がたっていたのか先生達に注意をされてしまった。
「君たち、早く教室に入りなさい」
「すいません、今行きます」
柊花さんはさっきまでの姿が嘘のように笑顔でこちらを向く
「遅れてしまったらみんなに迷惑がかかるわよ、急ぎましょう」
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れーね(プロフ) - ころさん» あああありがとうございますっ! これからも頑張りますねっ♪ (2014年2月10日 19時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
ころ - 面白いです! 続き頑張ってください! (2014年2月10日 19時) (レス) id: 462f952e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音央 | 作成日時:2013年12月23日 12時