STORY 47 ページ49
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side リコ
「なんだ、誠凛はマネージャーにもコートを使わせるのか？」
海常の監督が私に聞いてきた
コートにはさっそくAちゃんが選手に混ざってストレッチをしていた。
「えぇ。ウチのマネージャーはコーチもしているんです。」
「……コーチだと？」
「動きを見ていれば分かると思いますよ」
最初から飛ばすと違和感もあるので、
周りに馴染みながら…と指示をだした。
Aちゃんはちゃんと守ってくれてるらしく、火神くんや日向くんにアドバイスもしている。
日向くんに3Pのコツを教えながら
自身の得意(?)な
《型の無い早撃ちシュート》を放つ
「…ふむ」
監督がAちゃんを見て唸る
すると、柊花ちゃんもボールに触りたくなったのか
いつの間にか着替えていたTシャツ姿でコートに立つ
柊花ちゃんは伊月くんにパスの仕方などをアドバイスしている。
ゴールを壊すっていう目的もあるけど、選手にアドバイスを出すって事もAちゃんと柊花ちゃんには任せたかった。
……一石二鳥ね
「あの双子……まさか《キセキの姫君》か？」
「言ってませんでしたか？」
監督は私の言葉には返さず、ジッとAちゃん達をみつめる
「なっ…⁉︎ ダンクをするというのは本当なのか⁉︎」
監督が唖然とコートをみる。
その視線の先にはダンクを決めたAちゃん。
だけど、流石に一回でゴールは壊れなかったらしく誠凛の選手の舌打ちが聞こえる
海常の選手は口を開けて驚いていた。
「まぁパワーが売りの子ですから」
先程のダンクが納得いかなかったのか、今度はレーンアップに切り替えるAちゃん。
「はぁ！？ Aっちいつの間にレーンアップ出来るようになったんスか！？」
黄瀬の声、その後に海常の主将の声が体育館中に響く
「いや、それよりゴール壊れたぞ！」
「あー、危ないですね。ボルトが一本サビてます。
本当にリング、取れちゃいました」
黄瀬くんの言葉は完璧スルーして、
Aちゃんは手にリングを持って立っていた。
さりげなく、私に向かってニヤリと笑う
「カントク、どうしましょう？」
私の所にリングを持ってくる
海常の監督をみながら。
「どうするって。まずは謝って…
すみません、ゴール壊れてしまったので全面側のコートを使わせてもらえませんか？」
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れーね(プロフ) - ころさん» あああありがとうございますっ！ これからも頑張りますねっ♪ (2014年2月10日 19時) (
レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
ころ - 面白いです！ 続き頑張ってください！ (2014年2月10日 19時) (レス) id: 462f952e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音央 | 作成日時：2013年12月23日 12時
