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side 柊花
涼太が洛山の名前を上げた時、少しも揺るがなかった。
誠凛高校男子バスケ部で、洛山に会いに行くという事は、今は無謀かもしれないけど。
可能性は、ゼロではない。
そんなことを思いながら、今日も部活帰りに征十郎に電話する。
これから習慣にでもしようかな…
「もしもし、征十郎？」
少し間が空く。
忙しいのかしら、と切ろうとした時
『もしもし、ごめん、取るのが遅れてしまった。
どうしたんだい? 最近は良く電話をくれるね? さみしいのか?』
「大丈夫よ。イキナリ電話してごめんなさいね
ふふ、私はさみしいのかもしれないわね」
『……らしくないな』
「そうかしら。征十郎に会えてないからかもしれないわね」
クスリ、と笑う
「これから征十郎に電話するのを習慣にしたいのだけれど、迷惑ではないかしら？」
私が提案…もといお願いをすると
征十郎は快く快諾してくれた。
『もちろんだ。僕は毎日柊花の声が聞けるのだろう？ 』
そんな事を言う征十郎。
私は愛されているのだな、と思う
『そういえば柊花、誠凛は海常と練習試合をするのだろう？』
どこからの情報だろうか。
そんな疑問を察したのか征十郎は話し出す
『クスッ、涼太が僕にメールしてきたんだ。
《Aっちと柊花っちと試合するんスよ！ 髪型が変わってて驚いたッス！柊花っちは髪を下ろしてて、Aっちはショートだったッス！》
ってね』
征十郎の涼太の真似は、どこか小馬鹿にしている様でツボだった。
吹き出しそうになるのを堪える。
そんなことより、髪型の事なんて報告しなくてもいいのに…
「涼太も変なことをメールするのね」
『別に変な事ではないだろう？ それより、髪型を変えたことを何故僕に言わない？』
電話越しにも分かる、征十郎のむすっとした声。
「何故って報告する様なことではないって思ったからよ。 髪型を変えたっていったって、下ろしただけだし…」
『そういう些細な事も、僕は聞きたいんだ』
むくれて話す征十郎。
いつもの凛々しい征十郎とは違い、その子供らしい姿は私には想像がつかない。
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れーね(プロフ) - ころさん» あああありがとうございますっ！ これからも頑張りますねっ♪ (2014年2月10日 19時) (
レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
ころ - 面白いです！ 続き頑張ってください！ (2014年2月10日 19時) (レス) id: 462f952e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音央 | 作成日時：2013年12月23日 12時
