STORY 31 ページ32
ー電話ー
「そうだわ、話そうと思っていた事があるのよ」
征十郎の声が聞きたかったのも勿論そうだが、話しておきたいことが有ったのを忘れていた
『ん? どんな話だい?』
少し間を置いてから
「………ふふ、テツヤが新しい光を見つけてあなた達《キセキの世代》を倒すそうよ」
私がそう言うと征十郎は面白そうに笑ってから
『はは、そうか! それは楽しみだな』
と少し小馬鹿にして言ってきた
「馬鹿にしたでしょう? こちらには優秀なコーチと優秀なマネージャーがいるのよ?」
優秀、というところを強調して言う
『そうだったな! 柊花と試合会場で会えるのが楽しみだな』
その言葉に頷いてから
「征十郎は、まだ勝利に拘っているの?」
別に、変な意味は無いのだけれど。
新しいチームになってから、何か変わっていないか気になった
『あぁ、勝つことは全てだからな』
その言葉に笑う
「そうだったわね…、って言いたいけれど。 私に1on1で勝ってから言いなさいよ?」
電話越しに黙る征十郎に微笑みが零れる
『次は勝つからな』
「はいはい…ふふ、征十郎は変わらないわね」
『僕は僕だからな。
それじゃあ、そろそろ切るよ?』
「えぇ、長電話してしまってごめんなさいね」
征十郎は、大丈夫だ、おやすみ
と言ってから電話を切った。
「会いたいよ、征十郎……」
.
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れーね(プロフ) - ころさん» あああありがとうございますっ! これからも頑張りますねっ♪ (2014年2月10日 19時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
ころ - 面白いです! 続き頑張ってください! (2014年2月10日 19時) (レス) id: 462f952e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音央 | 作成日時:2013年12月23日 12時