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STORY 29 ページ30

side A





帰りにマジバに寄ろうと大我に誘われたため、柊花とテツヤと四人でテーブルを囲んでいる


「相変わらず柊花は強ぇな‼︎ Aもいつの間にかすげぇ成長してるしよ」


山盛りに買ったチーズバーガーを食べながら言う
そして、その一つを私にくれる。


「当たり前だわ、まぁ大我も成長していたようで安心したけど」


柊花が毒舌に言う

私が大我にもらったチーズバーガーを食べていると、大我はテツヤにも一つ渡して


「オマエのこと、それ一個分は認めてやる」


とぶっきらぼうに言った



ー帰り道ー


「《キセキの世代》ってのはどんぐらい強ーんだよ?」


大我が聞いてくる


「オレが今やったらどうなる?」


その言葉に、私達3人は口を揃えて


「瞬殺/されます/されるわね/されるな」


「もっと違う言い方ねーのかよ…」


んー…


「ただでさえ、私達には及ばないと言えど、天才の5人がそれぞれ違う強豪校に進学したんだ」


秋田、京都、神奈川、東京…

見事にバラバラだ


「まず間違いなくその中のどこかが頂点に立つでしょうね」


そこまで言うと大我は


「…決めた! そいつら全員ぶっ倒して日本一になってやる」


と意思の篭った瞳で言う


「ムリだと思います」


テツヤが即答する。
確かに、それだとムリだ


「潜在能力だけなら、確かに分かりません。でも今の完成度では彼らの足元にも及ばない」


そこで一旦区切り、私たちの方をみながら


「一人ではムリです」


ふふ、と柊花と笑い合う


「ボクは影だ。…でも影は光が強いほど濃くなり光の白さを際立たせる」


「「私達は月だね。太陽が出ている間は輝けない…でも、太陽の裏でなら輝ける」」


私達とテツヤは声を合わせ


「「主役の影と月として、主役を日本一にしましょう」」


芝居掛かった言い方で笑う


「…ハッ、言うね。 勝手にしろよ」


ふふ、とまた笑って帰り道を歩いて帰った


ーーーーーーーーー

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れーね(プロフ) - ころさん» あああありがとうございますっ! これからも頑張りますねっ♪ (2014年2月10日 19時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
ころ - 面白いです! 続き頑張ってください! (2014年2月10日 19時) (レス) id: 462f952e5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2013年12月23日 12時

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