【氷室辰也】Amur adonis

Everlasting happiness four ページ6

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『マフラーたくさんあるなぁ……』




どれも可愛くて、選ぶのが大変。


肌触りがよくて、女の子らしい。
でも子供っぽくならないもの……


私って意外と注文が多いな……




『辰也くんはどんなのが好きなんだろ』




辰也くんは大人っぽいからなぁ……
隣に居て恥ずかしくならないようにしなくちゃ




『チェックの可愛いなぁ……
お値段もお手頃だし、これにしよ』




白とピンクのチェック柄。

肌触りもよくて可愛い、大人が使うのには少しだけ子供っぽい気もするけど……
まぁいいよね



お会計を済むせて今日の目的は終了。
でも何か物足りない気分




女の子なら分かるよね？




『ウィンドウショッピング……たまには服だけじゃなくてメイク道具もみようかな……』




高校の時から苦手なメイク。

今だに友達に選んでもらった道具を使っているけれど、もういい年だし。




『辰也くんが帰ってきた時、驚かせたいもん』




大人びている辰也くんに負けないよう、先輩らしさを出せるようにいつも背伸びをしていた



でもきっと、辰也くんは気付いてる。




『かっこいい女の人になりたいな……』




よし。気合を入れ直して化粧品売り場へ向かおう





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