Everlasting happiness eighteen ページ20
***
『綺麗………。』
幻想的な世界。
赤、青、緑、黄色、オレンジ、白……、
キラキラと瞬く間に色が変わってゆく。
隣にいる辰也くんも、目を輝かせている。
『綺麗だね、イルミネーション。』
「あぁ、来て良かった。」
ギュッと握る手にも力がこもる。
昼間にたくさん人がいたからある程度は混んでいると予想していたけど、そんなことはなく、辺りはすっきりとしている。
「A、」
『なに?』と振り向けば、辰也くんが私の髪を耳にかけ頰に手を添える。
自然と目を閉じ、唇が重なる。
『……っ、また身長伸びた?』
「どうだろう。確かにキスする時に前より屈んでるかもしれないな」
私は前より背伸びしてる気がするし、成長は止まってないね。
……辰也くんとの距離が開く一方だ。
「でもオレは伸びて良かったと思ってるよ?」
スッと私の髪を撫でる
「背伸びするA、可愛いからね」
『おっ、大人をからかうんじゃありませんっ!』
「オレももう大人だよ……」
* * *
『……辰也くん、キス上手くなったね』
「………A、そういう事は思っても言ってはダメだよ?」
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音央(プロフ) - 織さん» ありがとうございます!次回作も頑張りますね、投稿するまで少しの間お待ちください…! (2015年3月24日 7時) (レス) id: f503ce939e (このIDを非表示/違反報告)
織(プロフ) - とっても面白かったです!!!!次のお話も楽しみに待ってます! (2015年3月24日 0時) (レス) id: 9e725c6790 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - 緋桜霧月 さん» その様なコメントを頂けるだけで書く気力が上がります! 不定期更新ですが暖かく見守ってください・・・! (2014年11月29日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜霧月 - すっごく良い作品ですね!続きが待ち遠しいです…!! (2014年11月29日 0時) (レス) id: b416ced436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音央 | 作成日時:2014年10月16日 21時