Everlasting happiness sixteen ページ18
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『ふわっふわで美味しい…!』
お昼ご飯を食べようと入ったのはお洒落なレストラン。
私はオムレツ、辰也くんはパスタ。
シェフオススメのオムレツはふわふわの卵がとっても美味しい
「Aは本当に美味しそうに食べるね」
『だって美味しいもん』
「そりゃ良かった」と、グラスを傾ける辰也くんにスプーンを差し出す。
驚く辰也くんの口にスプーンを進める。
『美味しいでしょ?』
もぐもぐと口を動かす辰也くん。
「Aはさりげなく強引だね、本当に。」
上目遣いで顔を赤らめる辰也くんは昔とは違った可愛らしさを増している。
『辰也くんはこの後買いたいものとかある?』
「んー、そうだな。マフラーとか、」
『だめ!…… なことはないけど〜マフラーは、ほらまた後で……マフラーは別にいらないよ、マフラーだし、マフラーだもん』
「………」あからさまに疑う辰也くん
「A、何か隠してない?」
『な、なにも? とにかくっマフラーはいいから!』
ほら、他に何か買いたいものとかないの?
と急かすとお互い何も出てこないわけで。
「Aはないの?」
『んー……夜ご飯の食材と、あと保健室に置いとくタオルをそろそろ買い換えたいかな』
「そういうのって学校側が揃えてくれるんじゃないの?」
『予算は出してくれるけど、時間かかるからね。自分で買ってから貰うようにしてるんだ』
「I see. なら、時間はあるしAの買い物をしてからイルミネーションを観に行こうか」
サッと立ち上がり私の鞄を持ち、コートを手に取り会計に向かう。
『自分の分くらい出すよ?』
「かっこつけさせてよ」
ね? と軽くウィンク。
紳士な所は昔から変わってないね
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音央(プロフ) - 織さん» ありがとうございます!次回作も頑張りますね、投稿するまで少しの間お待ちください…! (2015年3月24日 7時) (レス) id: f503ce939e (このIDを非表示/違反報告)
織(プロフ) - とっても面白かったです!!!!次のお話も楽しみに待ってます! (2015年3月24日 0時) (レス) id: 9e725c6790 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - 緋桜霧月 さん» その様なコメントを頂けるだけで書く気力が上がります! 不定期更新ですが暖かく見守ってください・・・! (2014年11月29日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜霧月 - すっごく良い作品ですね!続きが待ち遠しいです…!! (2014年11月29日 0時) (レス) id: b416ced436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音央 | 作成日時:2014年10月16日 21時