Everlasting happiness fourteen ページ16
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「Aはどこか出かけたい所とかある?」
『ん? ……寒いからなぁ。
……辰也くんといれたらどこでもいいや』
朝ごはんのパンを頬張りながら今日と明日の計画を立てる。
今日はクリスマスイブ。
ケーキを食べて、プレゼントを渡して……
あ、そうだ。と、終業式に生徒が話していたデートスポットを思い出す。
『イルミネーション。』
「ん?」
『生徒達がね、水族館でイルミネーションやってるって言ってたの。……見に行きたいな』
Aquarium ね、と呟く辰也くん。
「良いね、水族館。
ディナーも出来るところにしようか」
『うん! 美味しいご飯食べたいな』
「なら、朝ご飯を早く食べて仕度をしなくちゃね。今日は冷えるから暖かい格好をするんだよ?」
『はーい。辰也くんお父さんみたいだね』
食べ終えたお皿をキッチンへ運び水に浸す
この時期の水仕事はほんっと寒いなぁ
「……日本はやっぱり寒いなぁ。
マフラー買わないと。」
コートを着ながら呟く辰也くんの言葉に冷や汗が出る。
辰也くんにはマフラーを買ってほしくなかったり。
いや、寒い思いをしてほしいとかじゃないんだよ?
むしろ風邪ひいてほしくないし。
『ま、マフラーかぁ。……そうだね、うん。寒いもんね、うん。
でもほら、今日はないから、コートで我慢だね、うん。』
「? A、どうかした?」
『え、いや、全然? ほら、早く早く!
急がないと混んじゃうよ!』
辰也くんの袖を引っ張り外に出る
「stop! stopA!! オレまだ財布も持ってないよ!」
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音央(プロフ) - 織さん» ありがとうございます!次回作も頑張りますね、投稿するまで少しの間お待ちください…! (2015年3月24日 7時) (レス) id: f503ce939e (このIDを非表示/違反報告)
織(プロフ) - とっても面白かったです!!!!次のお話も楽しみに待ってます! (2015年3月24日 0時) (レス) id: 9e725c6790 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - 緋桜霧月 さん» その様なコメントを頂けるだけで書く気力が上がります! 不定期更新ですが暖かく見守ってください・・・! (2014年11月29日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜霧月 - すっごく良い作品ですね!続きが待ち遠しいです…!! (2014年11月29日 0時) (レス) id: b416ced436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音央 | 作成日時:2014年10月16日 21時