Everlasting happiness thirteen ページ15
***
ピピピピッ ピピピピッ
時計のアラームが午前9時を知らせる。
そろそろ辰也くんも起きてくるかな?
カチッとコンロの火を止めて寝室に向かう
『……辰也くん? 朝だよ、起きてる?』
ドアを開けて部屋を覗くと布団の塊がもぞもぞと動く
きっとあの中に辰也くんが……。
『おーい、ご飯冷めちゃうよー?』
「ん………、breakfast? 」
『そうそう、breakfastですよー』
「あさごはん……? A……?」と寝ぼける辰也くん
「……A、Come to this place.」
こっちへ来て……かな
『なーに、辰也くん』
辰也くんの眠るベッドへ近寄ると、スルリと手が伸びてくる
甘えたいのかな? でもご飯冷めちゃうし
布団へ入ると見せかけてばさりと毛布をはぎ取る
「!?」驚く辰也くん。
「A、おはようのハグ……」
『ちゃんと起きてきたらね〜』
辰也くんから剥がした毛布を畳む
「むぅ……」と可愛い呻き声が聴こえるけど知らないフリ。
「A。ちゃんと起きた」
振り返ると寝癖が大変なことになっている辰也くん。
「ん」と手を広げる辰也くんの元へ『はいはい』とすっぽりと収まる
「Good morning、A」
『おはよう、辰也くん』
ちゅ。
軽いキスの挨拶を済ませ、ダイニングへと向かう、 少しだけ大人になった朝。
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音央(プロフ) - 織さん» ありがとうございます!次回作も頑張りますね、投稿するまで少しの間お待ちください…! (2015年3月24日 7時) (レス) id: f503ce939e (このIDを非表示/違反報告)
織(プロフ) - とっても面白かったです!!!!次のお話も楽しみに待ってます! (2015年3月24日 0時) (レス) id: 9e725c6790 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - 緋桜霧月 さん» その様なコメントを頂けるだけで書く気力が上がります! 不定期更新ですが暖かく見守ってください・・・! (2014年11月29日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜霧月 - すっごく良い作品ですね!続きが待ち遠しいです…!! (2014年11月29日 0時) (レス) id: b416ced436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音央 | 作成日時:2014年10月16日 21時