【黒バス】キセキの姫君 fifth

STORY 102 ページ6

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「実力テストは主要5科目！ みんなそれぞれ得意科目があるからスペシャルチームを編成したわ！」




ちなみに、そのスペシャルチームがこちら




理科、水戸部先輩
国語、テツヤ、私
数学、伊月先輩
社会、日向先輩
英語、土田先輩
総指揮、カントクと柊花




小金井先輩は寝そうになった大我を叩く役をやるらしい。


得意教科も苦手教科もないなんて羨ましい限りだ




「寝る間も惜しんでいくわよ、いいわね？ 大我。」




「惜しむっつーかどこにもねぇ!？」




カントクが組んだ予定には、この2日間に寝る間はない。
まぁ人間2日くらい寝なくても死にはしないから大丈夫だろう




ー ー ー




学校に来ても大我の勉強は続く。


休み時間の間は、先輩達も勉強したいであろうから私と柊花で教えている




「マジで死にそーだけど、なぜか昨日黄瀬からメールきた」




「あぁ、私が教えたんだよ」




「Aかよ！？ 勝手に教えんなよ！！」




はぐらかしたら面倒な事になりそうだった、とは言わないでおく




「…ちなみに黄瀬と緑間って勉強できんのか？」




「真太郎はできるわ。涼太はイマイチね」




「まぁ、そのメールが

〈件名:この前
本文: 言い忘れたけどウチはI.H出場決まったッスよ。早くリベンジされにこい！〉

だった。
決勝リーグ勝たなきゃI.Hには行けねー
勝ってもバカじゃI.Hでは勝てねー」




大我なりに悩んでいるんだな



〈キセキの世代〉倒して日本一になるって宣言したのに、こんなところでつまずけないってところかな








「………大我」






ふと、柊花が鞄からなにやら取り出す






「私はあまりオススメしたくはないのだけれどね…
もし、どうしてもダメだと思ったなら、これを。」





裏の取引のような雰囲気を出す柊花。





「…これは？」






コロリと転がすソレは鉛筆。







「真太郎から貰った最後の手段よ。
湯島天神の鉛筆で作ったコロコロ鉛筆だそう」






「いるかっ！！」




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