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STORY 122 ページ26

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『バスケなんてとどのつまり遊びだしな
これからは試合もテキトーに流して…』




『それはだめです』




『んなぁっ〜〜!!? アイス!?』




腑抜けたことを言う青峰君の背中に食べかけのゴリゴリ君を入れる




『ボクはいつもみんなについていくので精一杯です。
正直、青峰君の感覚は分かりません。
…けど、もしどんなに力が離れていても手加減されたり手を抜かれたりするのは、ボクが相手だったら絶対してほしくないです


青峰君も、Aさんに手を抜かれたら嫌でしょう?』




こくり、と頷く青峰君の顔はいたって真面目




『それに…青峰君よりすごい人なんてすぐ現れますよ』




『…っはは、そーだな』




『そうです』




コッ…と拳を合わせる
この瞬間が、ボクはとても好きだった。





────いつの試合だったか。





あの日の青峰君は、すごく良いカンジに集中していて、相手は今まで何度も何度も苦しんでいた相手。



でもその日は、圧倒していた。



相手のモチベーションは下がり、試合を諦めているのがみえみえだった。



青峰君はマジメにやっていて。
そうしたら相手のやる気が失せてしまって





────もうバスケの何が楽しいんだよ





青峰君の心の声が聞こえた気がした。




『テツ…
オマエの言ったことは間違ってねえと思う
けどやっぱ…ダメだわ



なんか気づいちまった。
オレのほしいもんは…絶対見つかんねー



オレに勝てるのはオレだけだ』





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音央(プロフ) - 無敵の二次オタさん» ありがとうございます! そのようなコメントをもらうだけで励みになります! 私情で更新が遅れてしまい申し訳ないです… (2014年9月2日 18時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
無敵の二次オタ - 更新頑張って下さい!!毎日楽しみにしてます!! (2014年9月1日 17時) (レス) id: 56fd9651b5 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - 神夜さん» コメントありがとです^ ^ 不定期更新ですが頑張ります! (2014年6月17日 3時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
神夜 - 面白いです!!更新楽しみにしています^^ (2014年6月16日 23時) (レス) id: f43f522182 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - アスカさん» ありがとうございますっ! 更新頑張りますねっ♪ (2014年6月7日 15時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2014年5月7日 21時

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