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STORY 120 ページ24

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「由来?」




「彼らと同時期に現れた10年に1人の天才の才能を持つ姉、その姉に努力で追いついた秀才の妹。

双子で光と影、時にはどちらも光となる存在。
可憐な容姿、そして2人の名字から
〈キセキの姫君〉と呼ばれています。」




「柊花のパスがAのシュートを支える。それが光と影…
柊花が本気を出すことでAも張り合い光と光が成り立つ…そういうことか」




火神君もなかなかのポエミーですね


笑うと頭を叩かれた。
ごほん、と仕切り直し




「本当、びっくりしましたよ。
僕たちだって強いですし、彼らが初めて敗北を味わった試合なんじゃないでしょうか」




Aさん達は強かった。
ですが、女バスも全体的にレベルが高かった


体力面や筋力的な面をみてしまうと確かに僕たち男バスの方が有利です




「女バスには、男バスにはない繊細な動きがあったんです。」




「繊細な動きってなんだ?」




「Aさんはアメリカ仕込みのパワー全開のアタック型ですが、それは通常の選手には難しいこと。

柊花さんの丁寧で正確なパスも、通常の選手には無理な話ですが、Aさんの動き程ではありません。」





柊花さんの真似事ならば、挑戦できないこともないんです。





「こう考えてください。
柊花さんがレベル10だとして、柊花さんの技を忠実に再現したレベル5が3人現れる。
そして、そこには種類のまったく異なった同じくレベル10のAさんが。」




勝てると思いますか?




問いかける僕に、火神君は唸ってから




「無理だな!」




とキッパリ笑う




「そう、到底無理な話でした。
赤司君はそれを理解した上で女バスと試合を組んだのだと思います。
……後から聞いたら違った理由も出てきましたが…」




なんだかんだで試合をし、僕たちは初めて大きな敗北を知りました。




「自分達では敵わない本物の天才」が2人もいる、と。




月日はたち、Aさん達ともよく話すようになった頃です。







「青峰君が1番早く、そして突然…開花しました」







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音央(プロフ) - 無敵の二次オタさん» ありがとうございます! そのようなコメントをもらうだけで励みになります! 私情で更新が遅れてしまい申し訳ないです… (2014年9月2日 18時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
無敵の二次オタ - 更新頑張って下さい!!毎日楽しみにしてます!! (2014年9月1日 17時) (レス) id: 56fd9651b5 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - 神夜さん» コメントありがとです^ ^ 不定期更新ですが頑張ります! (2014年6月17日 3時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
神夜 - 面白いです!!更新楽しみにしています^^ (2014年6月16日 23時) (レス) id: f43f522182 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - アスカさん» ありがとうございますっ! 更新頑張りますねっ♪ (2014年6月7日 15時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2014年5月7日 21時

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