捌拾捌 ページ39
.
鬼殺隊員になって一年が経った。十四歳ですよ十四歳!!……で、二回目の最終選別監視が先日終わり、いつも通り任務をこなしていた。丁度朝餉を終えた頃、お館様から屋敷に来て欲しいと七花経由で呼ばれた。
「また急に呼び出してしまってごめんね。元気そうで良かった。」
『いえ、お気になさらず。お館様も御壮健で何よりです。今回はどのような御要件でしょうか。』
「いくつかあるんだけれどね。最初に以前屋敷に置いてくれたお土産のお礼をしたいんだ。どれも私とあまねの好きな物だったね。
とても美味しかったよ。ありがとう。」
最初の最終選別の時に非番をいただいた時に買ったお土産のことだ。結構前のことなのに、わざわざお礼を……もう好きです。
そしてお館様の笑顔もいただきました。ありがとうございます。
『喜んでいただけたようで安心しました。お二人には気を遣っていただいていたので、そのお礼をと思い……結構な量を買ってしまったので、全て食べ切れませんでしたよね…?』
「ふふ、全て美味しく食べさせてもらったよ。私の大切な
え、全部食べてくれたの?あの量を?結構買っちゃって七花に買いすぎって言われた程の量をだよ?
えー!!もう何ー!!お館様もあまね様も大好きです!!!すぐに任務だったから、置き手紙も添えてたけど、その手紙を今も残しているとか。もう何何。私のことどうしたいんですか。
253人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛 | 作成日時:2023年5月25日 18時