ちょー一瞬のdeadapple ページ43
その数週間後
修華の予想通り白麒麟こと澁澤龍彦により、ヨコハマは混沌の霧の渦に巻き込まれた。
まぁ、異能力のない修華に取っては、なんら意味のない事なのだが…
とあるバーにて、
「治、元気？」
物思いにふけている太宰に話しかける修華。
その表情は、まだ太宰の補佐官だった時代を思い出させる様な、感情の読めない無に近いなにか。此れが、修華本来の表情に近いのかもしれない。
太宰「姉さん…」
太宰はなんとも言えない表情をする。
「林檎自_殺ねぇ。のけものにされるなんて悲しいな。」
相変わらずの無の表情で修華は、太宰の顔を覗き込む様にして言う。
太宰「姉さんは、この期間どうするのだい？」
太宰は薬を酒で流し込みバーの席を立ちながら言う。
「森さんに頼まれた仕事をする。」
太宰「ふーん。」
太宰は余り良くない顔をする。何故なら本来なら姉である修華にもポートマフィアを抜けて欲しいから。
「来客だね。」
修華はそう言ってバーを出た所で闇に溶けてしまう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
とある箱根の別荘にて
「ヨコハマは大変だなぁ。」
澁澤の霧は一般人(非異能力者)を一時的に消してしまうので、その時間がもったいないと言い修華は、箱根にある別荘に側近の部下である蓮と凛兄妹を連れて仕事をしている。
凛「広津さん達大丈夫かな…」
蓮「広津らなら大事だろ。」
「ムカつくなぁ、あの異能力。」
と、修華はぼやく。
蓮「澁澤の奴ですか？」
「そ、ただ異能力者にしか効果のない異能力なら私が殺してやるのに、一般人を一時的に消すとか本当気に食わない。」
蓮「そういえばAのことほっといていいんですか？」
「いい。アイツの部下も一時的に返しているから」
そう、ここ一週間くらい部下交換をしていたため、蓮はAの元で働いていた。
「ま、この騒動が終わったら戻るけど。」
「で、Aってどうな奴だった？」
蓮「傲慢でプライドが高い奴でした。とおぉってもムカつきます。一度、修華さんに負けているのに相変わらずです。」
「ほーん。りょ。」
「私もここ一週間観察して見てきたけど、ますます嫌な所が見えて来ただけだよ。」
凛「あんま人に興味ない太宰幹部がそこまでいうとは…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
果林糖(pixivの方に揃えました。)(プロフ) - 雪うさぎさん» デットアップルは、めっちゃ一瞬ですけどね。 (4月19日 23時) (
レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - デットアップルだー!!!!!!楽しみすぎます!更新頑張ってください! (4月19日 16時) (レス) id: b0525d6ec0 (このIDを非表示/違反報告)
こちら名無し - うっわ。。。めっちゃ楽しみです、、、頑張ってください！！！！ (3月1日 19時) (レス) @page40 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - せなさん» 暗くなり過ぎない様に意識してるのでそう言って貰えて嬉しいです。 (1月22日 7時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 待って待って今から読むんだけどなんか、二度目はなくってよって書いてて吹いた笑 (1月21日 22時) (レス) id: fdd34e7dad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零奈 | 作成日時：2024年1月13日 0時
