私を構成する思ひ出 過去編 ページ36
治「姉さん!」
「なんでしょうか?」
治「敬語と様付け禁止!」
「えっと、それでは私がお母様に怒られてしまいます。」
少し困ったように言ってみせる。
治「えー。じゃあ、お母様に相談する!」
「え、あ。では、治様といる時だけ外しますのでお母様には内緒でお願いします。」
治「…うーん。わかった!」
どうやら、折檻は免れたらしい。
治「姉さん。構ってよ。」
治は座っている私の背中に体重をかけてくる。
「えっと、何をしよう?」
治「うーん。折り紙!」
「何か作ってほしい物はある?」
治「飛行機!」
それからは縁側で本を読んでいると治がくっついてくる事が多くなった。
恐らく、当主夫婦は、仕事や自分の事ばかりで親として治にあげる愛情が疎かになっていた為、治は年上である私に甘えたのであろう。
そんな、感じで幼少期を過ごして冒頭に戻る。
なんとか押し入れ等に隠れてやり過ごしたが、尾を切らした裏の奴らがお屋敷事爆破したことで死ぬかと思われた、当時12の修華と、8つの治だが、押し入れの骨組みが丈夫だった事で生き残る。
だが、段々と火の手が回ってくるので急いで奴らに気づかれない様に屋敷から逃げ出した。
治「姉さん何処行くの!」
「はぁ、とりあえず列車に乗って孤児の多い都会に行く!」
そして、津島姉弟はトウキョウの少し下のヨコハマに流れ、太宰と名を隠し孤児として生きたのである。
何年かして森先生に出会い、ポートマフィアに入り、中也君や紅葉とも友達になって、
治が最年少幹部になって、私も治を支えようと側近になった。
けど、部下には『弟より出来ない姉』と噂され、
バンッ
治「姉さんは、弱いんだから訓練を…」
反抗期なのか、当たりが強くなって、あのお母様達を思い出させる態度を取られ…心が折れ掛けて居た。
だが、あの治に素敵な友達が出来て、治が嬉しそうに楽しそうにして居るのが救いで…
だけど、あの日彼は無くなって…
治「姉さんの役立たず!」
と言われて…
私は、乱歩君に出会わなかったら死んで居ただろう。
それから治がポートマフィアを抜けて、私も抜けたかったけど、乱歩君に出会った事でもう少し頑張ろうと思って…
治を真似して演じて、功績を出して、幹部になって、功績を出して…
中也君に嫌な顔されようと、紅葉と疎遠になろうと、森さんに「誰かに成り代わるのは無謀だ」と言われても、乱歩君に何か言われようとも…
少々、乱暴しちゃうよ!キャピッ(^з^)-☆(何処かのキャラを感じる…)→←あの頃の治は可愛いかった。今もだけど! 過去編
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果林糖(pixivの方に揃えました。)(プロフ) - 雪うさぎさん» デットアップルは、めっちゃ一瞬ですけどね。 (4月19日 23時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - デットアップルだー!!!!!!楽しみすぎます!更新頑張ってください! (4月19日 16時) (レス) id: b0525d6ec0 (このIDを非表示/違反報告)
こちら名無し - うっわ。。。めっちゃ楽しみです、、、頑張ってください!!!! (3月1日 19時) (レス) @page40 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - せなさん» 暗くなり過ぎない様に意識してるのでそう言って貰えて嬉しいです。 (1月22日 7時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 待って待って今から読むんだけどなんか、二度目はなくってよって書いてて吹いた笑 (1月21日 22時) (レス) id: fdd34e7dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零奈 | 作成日時:2024年1月13日 0時