助手の演技 ページ20
敦「ここは危険です。あなた方も逃げた方が良いですよ」
私達を心配するように敦は伝える。
森「女の子を探しているんだ。エリスちゃんという名でね。」
森は敦の話を無視するように、衣嚢から一枚の写真を取り出して見せた。
その写真には、赤いドレスと赤いリボンを身に着けた金髪ロングの幼児が笑顔でこちらに手を振っている…もちろんエリス嬢の姿がある。
鴎外「あの扉の向こうにいるかもしれない。今逃げたら私は一生後悔する。だから私も残るよ」
そう言って森は立ち上がった。
そこには先程までの弱々しい姿は無く、彼の瞳には強い意志を感じる。
なんて演技力だ。流石、今まで演じて来た年数が違う。
まぁ、私の方が演技得意だけどね！
ね！(圧
敦「あの、お姉さんは…」
あら、お姉さんなんていい子じゃないか。
「私は、この人の助手の看護師をしていまして、先生が此処に残るなら私も残ります。それにエリスさんに何かあったら、気が気でないので…」
看護師…カジュアルな私服を着て居るので、ちょうどいい設定だ。
そして少し眉を顰めながら微笑む様にして、エリスの事を本当に心配そうに言う。
まぁ、扉の中にエリスがいないのは、知っているが。
敦「…判りました」
モンゴメリ「無駄話はよろしくて？」
モンゴメリは手を合わせこちらを微笑んでいた。
しかし所作は芝居じみており、言葉には皮肉が混じっている。
敦「えぇ…」
私も、万が一の為に腰らへんに仕込んでいるワイヤー等をバレない様に確認する。
モンゴメリ「ルールは簡単よ！可愛いアンと追いかけっこをしてタッチされたら皆さんの負け。」
谷崎青年の目前の空間に鍵が出現し、浮遊する。
モンゴメリ「捕まる前にその鍵でドアを開ければ皆さんの勝ちよ。人質をみんなお返しするわ」
モンゴメリは自信げな笑みを浮かべたままだ。
モンゴメリ「それで参加されるのは誰？」
敦、谷崎はお互いに視線を交わす。
谷崎「ニ人同時でも良いのか？」
モンゴメリ「勿論よろしくってよ。お遊戯はみんなの方が楽しいもの」
モンゴメリ「準備はよろしくて？」
谷崎青年が浮遊している鍵を受け取る。
谷崎「あぁ」
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果林糖(pixivの方に揃えました。)(プロフ) - 雪うさぎさん» デットアップルは、めっちゃ一瞬ですけどね。 (4月19日 23時) (
レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - デットアップルだー!!!!!!楽しみすぎます!更新頑張ってください! (4月19日 16時) (レス) id: b0525d6ec0 (このIDを非表示/違反報告)
こちら名無し - うっわ。。。めっちゃ楽しみです、、、頑張ってください！！！！ (3月1日 19時) (レス) @page40 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - せなさん» 暗くなり過ぎない様に意識してるのでそう言って貰えて嬉しいです。 (1月22日 7時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 待って待って今から読むんだけどなんか、二度目はなくってよって書いてて吹いた笑 (1月21日 22時) (レス) id: fdd34e7dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零奈 | 作成日時：2024年1月13日 0時
