アンの部屋 ページ19
谷崎青年は思い切り扉を敲いたり、把手を回すが鍵がかかっておりびくともしない。
モンゴメリ「鍵なしでは開かないわ。開くのはあっち」
と部屋の反対側にある玄関扉を指すモンゴメリ。
その玄関扉にも窓がついていて、外の景色が見える。
咄嗟に駆け寄り、外の状況を確認する人虎君。
そこにはさっきまで居た市街地が見えた。人も車も何もかも固まったように静止している。
敦「外の世界が静止している……」
便利な異能力だ。と、不覚にも羨んでしまう。
モンゴメリ「あたしの名前はモンゴメリ。ここはあたしの異能力で創った空間なの。でも安心なさって。そのドアから誰でも出られるわ。お仲間を取り返したくなければですけど」
挑発まがいの発言。
あぁ、ほんとさっきからムカつく。
谷崎「如何するつもりだ…」
谷崎青年が苛立った様に言う。
谷崎青年の問いに彼女が口角を上げる。
モンゴメリ「簡単よ。この部屋のアンと遊んで頂きたいの。アンいらっしゃい。」
彼女がそう云うと異能の光に包まれる。
巨大な、そして禍々しい少女人形、アンが出現する。
ルーシー・モンゴメリ 能力名『深淵の赤毛のアン』
アンを背後に控えさせて残忍に微笑むモンゴメリ。
巻き込まれた一般の通行人たちがアンの姿を見て恐怖する。
モンゴメリ「アンは遊ぶのが大好きなの。少し甘えん坊だけれど可愛いのよ」
アンの不気味な片目から青い閃光が放たれる。
「思ってたより、大きいな。」ぼそっ
修華の言う通り、アンは人間の何倍にも大きいその巨体。
どうやらそれに、探偵社の青年達は口が塞がらない。
玄関口に向けて通行人たちは、驚きや恐怖が入り混じった叫びの声を響かせながら一斉に逃げ出す。
はぁ、どうしたものか。
よし、決めた。森が居るなら居よう。あの青年達のデータもついでに撮る事にしよう。
しばらく、叫び声が聞こえなくなった。その間もアンはモンゴメリの背後で不気味な目を光らせていた。
モンゴメリは部屋を見渡し通行人が全員部屋から居なくなったことを確認する。
モンゴメリ「残ったのは四人だけ？」
敦「……四人？」
人虎君…確か敦青年は疑問を口にする。
私は、慌てて部屋の中央付近で恐怖のあまり腰を抜かしてしまった街医師を演じている森に駆け寄る。
敦青年がこちらを見る。
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果林糖(pixivの方に揃えました。)(プロフ) - 雪うさぎさん» デットアップルは、めっちゃ一瞬ですけどね。 (4月19日 23時) (
レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - デットアップルだー!!!!!!楽しみすぎます!更新頑張ってください! (4月19日 16時) (レス) id: b0525d6ec0 (このIDを非表示/違反報告)
こちら名無し - うっわ。。。めっちゃ楽しみです、、、頑張ってください！！！！ (3月1日 19時) (レス) @page40 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - せなさん» 暗くなり過ぎない様に意識してるのでそう言って貰えて嬉しいです。 (1月22日 7時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 待って待って今から読むんだけどなんか、二度目はなくってよって書いてて吹いた笑 (1月21日 22時) (レス) id: fdd34e7dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零奈 | 作成日時：2024年1月13日 0時
