【イナイレ】冷酷に、無情に【第三章】

第１２６話　策 ページ31

翌日から、マネージャーが炎のストライカー探しを担当し、

選手達はサッカーの練習をする事になった



坂本(…彼が、鬼道が目を付けたという奴か)



練習中、雷門イレブンの前に現れ

練習試合の申し込みをする綱海を見て、Aは鬼道からの情報を思い出していた



綱海のいる大海原中との練習試合を終え、円堂は綱海の指導の下でサーフィンの特訓を始める

どうやらその動きが、正義の鉄拳へのヒントになるらしい


数日かけ、ようやくサーフィンできるようになった円堂は

さっそく正義の鉄拳を習得すべく、鬼道と一之瀬のツインブーストを受ける



円堂「正義の鉄拳！！！」



突き出た拳がシュートを完璧にはじき返し、円堂は満足げに笑った

そこへ現れたイプシロン改



ヴー ヴー


坂本「！」



Aのポケットの中で振動する携帯

皆が試合の準備をする中、Aは彼らから隠れるように離れ電話に出る



坂本「もしもし、どうかしましたか鬼瓦さん」


《お前さんの力を借りたい。今から会えるか？》


坂本「…はい」



チラリと吹雪を見れば、彼はイプシロンを睨むように見ていた

傍を離れるのは少し不安だが、Aは鬼瓦の誘いに乗る


ひっそりと瞳子に抜ける事を伝え、その場から去って行くA



雷門とイプシロン改の試合が始まる中で、Aは森の中で鬼瓦と会っていた



坂本「…そうですか……ありがとうございます、鬼瓦さん」


鬼瓦「だがまだ安心するには早いぜ。あっちを片付けねーとな」


坂本「無論そのつもりです。俺をここに呼び出したという事は、もう策があるんですね？」


鬼瓦「あぁ。…ほれ」



鬼瓦は持っていた紙袋を差し出し

その中身をみたAは瞬時に理解し、頷く

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