第７９話 イタズラ ページ34
吹雪「ねぇAさん、Aさんはどういう場所が好きなの？」
坂本「場所？」
漫遊寺中へ向かう中で、吹雪はAに話しかける
後ろも後ろで、それぞれの話に盛り上がっていた
吹雪「うん。例えばこういう場所とかは？」
人通りがそんなに多くはなく、自然の多い京都の街
どこか落ち着くような雰囲気は、Aが好みそうだ
坂本「そうだな…初めて来たが、悪くはない。むしろこういった場所は好きだな、空気もおいしい」
優しく吹く風に、目を細めながら答えるA
吹雪は嬉しそうにほほ笑む
吹雪「そっか」
吹雪の頭の中で、何かのプランが立てられていくことを
Aは知らなかった
しばらく歩けば漫遊寺中に辿り着き、Aの情報を頼りにサッカー部のあるという道場を目指し
今度は円堂を先頭に廊下を歩く
円堂「道場、道場…」
秋「あれじゃないかしら」
その先には“球技道場”と書かれた建物があった
鬼道「みたいだな」
円堂「よし、行くぞみんなぁ！！」
「「おぉ！！」」
走り出す円堂に続き、皆も走り出すが
円堂「あら？」ツルッ
「は」
「ひぃ！？」
「ふ！」
「へぇっ」
「ほぉ！」
「す、すまん！」
ドサドサドサッ
転んだ円堂に躓き、次々と転んでいく
無事なのは、後ろの方にいたマネージャーと監督、そして吹雪とA、鬼道だけだ
鬼道とAに至っては、同じタイミングで呆れたように溜息をついていた
「うっしっし！ザマーみろ！！」
床がここの一部だけ異様にツルツルしている事に気付くと同時に
廊下を下りた先の茂みから、ここの生徒らしき男子が飛び出す
どうやら、彼のイタズラだったようだ
Aは、彼を捕まえる為に飛び降りたものの
落とし穴にハマってしまった塔子を引っ張り上げながら
既に去って行った“木暮”について謝罪する男子生徒に、耳を傾けていた
木暮はサッカー部員の１人であるが
いつもイタズラばかりするので、まずは雑用から修行をさせているらしく
それをイジメられていると思った木暮の行動はヒートアップ。今となっては仕返しのつもりなのだろう。
木暮が人を疑い、悪い方へ物事を捉えてしまうのには理由があった
彼は幼い頃、母親に捨てられたのだという
それを聞いてから、春奈の様子がどこかおかしく
大切な妹の事には人一倍敏感な鬼道がそれに気づかぬはずもなく、気にかけている様子だった
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アメミヤ♪(プロフ) - ミルク さん» 投稿する作品を作られる場合、パクリと思われない程度なら大丈夫ですよ〜！加減が難しいですね…（汗） (2020年11月2日 13時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - アメミヤ♪さん» 作品を参考していいでしょうか？ (2020年10月28日 10時) (レス) id: 243dd4bfbb (このIDを非表示/違反報告)
アメミヤ♪(プロフ) - 碌無者さん» いえいえ！文字上のコミュニケーションなので難しいですよね（汗）ご指摘していただける事はとても有難い事なので、お気になさらないでください！応援ありがとうございます＾＾ (2019年11月13日 19時) (レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - 並びに、先のコメントの文面が冷たい印象を与え、不快な思いをさせた可能性があることをお詫び申し上げます。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - アメミヤ♪さん» 成程、理解しました。今後も見つけ次第ご連絡致します。 ストーリーの内容、私はとても好きです。夢主の今後の動きを楽しみにしております。更新頑張って下さいませ。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年9月14日 19時
