からかい ページ27
それからの毎日は、対立海にむけての練習をすることになった。
私も何か手伝いたいけど...まず部室とかの場所を把握してからだよね...。
〜放課後〜
私は部活の時間、忍足さんに部室の場所を聞いてみることにした。
侑「部室?えぇで。岳人、練習はまたあとでな。」
向「おう!」
向日先輩との約束よりも、私を優先してくれたことにすこし申し訳なさを感じる。
私は先にいく忍足さんに置いていかれないように、はや歩きでついていった。
侑「そういやお嬢ちゃん、前に教えてもらったことならある、言うてたけど誰に教わったん?」
部室に行く途中、忍足さんがそんな話を振ってくる。
「立海で、真田さんが!」
私がそういうと忍足さんは驚いて首をこちらに向けてきた。
侑「あの真田に?どういう関係なん?」
「どういうって...別に普通に先輩と後輩ですよ!!」
なにか変な想像をしてしまって顔が熱を帯びていく。特別な関係になれるなら、なりたいよ...。
侑「(真田の名前出したとたん急に顔が赤くなったな...。もしかして、お嬢ちゃんは...。)
自分、真田のこと好きなん?」
「?!そそそそんなこと...ない、ですよ...!」
図星をつかれて、焦りが口に出てしまう。
どうしよう、絶対ニヤニヤしてるしバレたよね...?!
侑「分かりやすすぎやわ。心配せんでも、真田には言わん。」
「...約束、ですよ?彼、奥ゆかしい人が好きらしくて...。でも、私は真逆だし、真田さんもきっと後輩としか見てないだろうから...。」
いつの間にか忍足さんに悩みを話していた。自分でも何でか分からない。
侑「俺はそんなお嬢ちゃんも、可愛くて好きやで?」
はっ?!
「か、からかいはやめてください!」
冗談だと分かっていても、心臓がドクドクと音をたてる。
侑「からかってなんかないで?」
「!!」
突然忍足さんが私に顔を近づけてくる。
侑「俺、いっつも恥ずかしくてこの伊達眼鏡かけてるんやけど...。」
忍足さんは自分の眼鏡をひょいとあげて、私の耳元で囁く。
侑「キスするときは外す派やねん。」
耳元にかぶりつかれそうな勢いで忍足さんは私に近づいてくる。
「...!!わ、私今さっき真田さんがって...!!」
何をされるか大体分かるが、怖くて目をつぶってしまう。
遠くの向日「?!ゆ、侑士あいつなにしようと...!!」
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学プリでありましたね笑
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作者名:麗花 | 作成日時:2024年3月26日 23時